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ちらほらの雪

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雪が ちらほらですが ふりました
そして すぐやみましたよ

きょうは何の話ができるかなぁ

69歳の誕生日の話
そこにはだれもいない
夫は草間彌生展と映画を見に行ってる
この月の生まれは 親族に3人いる
長女と孫と私
ひごろは なにかと忙しい
このひとりの時間というのは貴重ではあるけど
ちょっと 一人暮らしって言うのは淋しいなあ
独身のとき こんなふうには思わなかった
世間一般のことでいえば としごろの娘が 
一人で絵を描いたりしているっていうのは
孤独とか 淋しそうとか 思われるかもしれない
周りの目もあったのかもしれない
私は 考えないことにしていた
それより 登山クラブに入ったり 年配の知り合いに
お願いしていた 捜してくださいと 男を
そしたらみんな快く返事をくれた
いい人がいるといいね 捜しとくねと
それで なっとくして 仕事に行って 絵や日記を
せっせと描いていた
私は 絵をかくにあったって とてもせっせと描き
悩むことはほとんどなかった
目の前に起こった 計算間違いとか 書類を失くしたとか
それは わーっと悩んでいた
おどおどして しかられるのもいやだった
それ以外のことは せっせとかくこと 一応ご飯を食べること
ラーメンと餃子のセットを食べに行くこと とよださんに
あなごずしをおごってもらうこと(私にださせなかった)
テレビも夕ご飯を食べながら 警察の検問(署のそばに下宿
があった)のライトに照らされながら
せっせとやる習慣は 一人暮らしの話には わりに いかない
目標は高くなどというと 嫌な女だと思われるかもしれないけど
こころのなかでは そう思ってた(笑い)

そして 結婚の事は いい加減あきらめようと 思いはじめたとき
結婚の話やら 恋の話やらが ふしぎと やってきた
きっとすきまがあいて 流れ込んで来る道が できたのだろう
他の道に 変えようと ぴゅーんと 飛んだ途端にね
これも 不思議
道を 変えかけたときだったんだけど すぐに結婚しようと思った
自分なら 考えそうなことだ
そのとき 付き合っていた人もいたから 「もてき」だったのだろうか
ただひたすら その相手に向かって 走ると 元カレだとか(いまふうにいえば)
ひたすら そのひとからもにげて ただしいこともなにも おきざりだった

結婚は だから ゴール そう考えていた
しかしそう簡単なもんじゃなかった
次に 歩きだす スタート地点だよね 
いろいろ なんとかしなくちゃならないこともあって
そのころは がりがりにやせていた

せっせと絵と日記を書いて ご飯を一人でたべる 仕事に行く
あれは 一人暮らしの いいところだった
結婚は 一人暮らしというわけにはいかない
人の世話も どんなに簡単に(笑い)見積もってみても ある
こどもたちがいれば あっぷあっぷ
自分だけの空気はうすくなり 酸素不足になる
夫のことも忘れちゃいけない 私も忘れられないように

これで何十年目かな 40年は経ったかな
たまに 一人のそんなとき
淋しいなあと 思うなんて
こまったね
一人になる
これからは いろいろな一人の形があるだろうし
病気だって やってくるよ

大丈夫 それからよ
なんてこと いってこましたいけど
よっこらしょ これはどうかな

これで 何度目かなあ 
こういうこと いうの
付け加える言葉は ほんのちょっとだけなんだけどね 

《 2018.12.14 Fri  _  わたしでいいですか? 》