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日々

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手を まじまじと見つめる
なんか ドラマチックですよね 
それでも どっか気になる所 ありませんか
若いときは はながひくいとか 目が腫れぼったいとか
そんなところが 気になる所でしたが
いまは 70を前にして 手の甲をよく見ますね
まいにち どこかで なにかをしている 労働者
それが手ですからね
右手の中指が はれてたり 少し痛かったり
これは 「ばねゆび」っていうんだそうですね
私は ペンだこの大きくなったものだと思っていたし
なかゆびは 心臓かもしれないとか あのとき何かにぶつかったからだろうとか
で 「ばねゆび」だとわかると こんどは周りの人の それも私を含めた
年具合の人たちの 指を 見てしまいます
けっこう まがってたりしますね
ひとつもふたつもない 手 長年それを 毎日使っていることに 気付きます
若いころから 気になっていたのは 血管が浮いている 手の甲
兄たちは 男なのに きれいな手をしています 父親譲りの私の手の甲は
残念だと 思っていました
手のひらは やわらかいから ここがいいことにしようというのですが
手仕事をあまりしていない 横着者ということでもあります


話は変わりますが
『阿修羅のごとく」向田邦子脚本の 見ました
お客さん ごらんになりましたか
前にも見たことがあるんですが 
やっぱり うまく 言えませんねえ
あのシーン このシーンとひっぱりだしてきたくなるような
私たちの 生きている間だって 予想をはずれることはよくありますが
われわれにも 思い当たることを 
悲劇が喜劇にひょいとかわり
いいことわるいことの基準が これも ひょいとなくなり
いっしょに笑って やがてジーンとなる 

ああ うまくかけないから 疲れました
これが 名作なんですよね 分ったというようなものではなく

写真でも その日のできごとのあとだと それに話が関係して来るように
思えるから面白いですね 
まな板の上のなすびが 『阿修羅のごとく』のワンシーンにね
どこらへんかなあ
2009年には 左手の話になっていました
右手を支える左手の話でした このなすと どう関係するのかって?


《 2018.12.12 Wed  _  エッセー 》