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ノリコの部屋
向かって左上
「妻の手のひらの上で ころがされてる 夫かな」
そんなことば でしたっけ ありましたよねぇ
私は
「夫は よく とびまわり 妻は頭の片隅で
いつも 気になっている」
そんなことば ない? そう よく思うんです
「あんたはどこにいっても 生きていけるわ」
夫は よくいいます
なにをこしゃくな このデリケートな私に向かって
そう思います
しかし最近
そこの言葉のあとが ふるってるのですよ
「いったん そこに住み着いたら うごかないやろ きみは」
長い間 なぞだった どこにでも住めるわ の 理由
確かに
真ん中向かって右
１９９０年
ん これは アボガドかな
北アルプスあたりに 霧が出て こうなると雪が近いんだな
こたつに膝を入れて 丸くなった姿勢を正します
いえね ７０になると免許更新の時に 講習を受けなきゃならないんです
あの苦労してとった教習所でね
そうなると どんな講習かしらとか 運転も見られるといいますから
心配なんです
心配してもらう老人（わたし）だけではなく まだまだ心配しなきゃならない家族
がいるのです そうなると なんとしてでも がんばらなくちゃと
その日まで 毎日 運転している時に あっち注意 こっち注意 リラックスして
へまはやらない そんなことを考え出すと よけいにプレッシャーになりますね
なんのはなしでしたっけ？
あぼがど （安）心して（ぼ）ーっとせず（が）んばって（ど）うすんの あぼがど
向かって左下
えんとつ
いとまきのしん わた
《 2018.12.07 Fri _ ぷれいんぐルーム 》