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２０１４年の1号 なんだ？
こんなせまい視野に 私は いるのに
よく 心配します
テレビで 世界で起ったこと みるとね
こんなに殺し合いが あったの？
大量破壊兵器 競って 考えるなんて 人類だけじゃない？
その あいだに 偉い人が あらわれる
数からいえば 少ないかな
『焼き肉ドラゴン』という映画を見ました
これはまた 大阪万博のころの はなし １９７０年？
岡本太郎の太陽の塔
その大阪で 在日の朝鮮人の家族と 周りの人たちが
どんなふうに生活していたのか 見る
ベトナム戦争のことは 私の大学時代だったけど
そして そのことは 結構さわいでいたけどね
第二次世界大戦が終わったのは １９４５年
日本もぼろぼろだったけど つれてこられた朝鮮人の人たちも ぼろぼろだったんだね
それから２５年
１９７０年ごろ ホルモン焼きの店を 立ち退きで 出て行った朝鮮人の家族
２５年 その店をやってきて むすめやむすこを育てた夫婦のこと
一人息子を 自殺で失い 悲しみにくれる夫婦 むすめたち
いつものように 映画の説明は へた
お父さんの 生きて来たそれまでの歴史は 悲惨
それを あの 表情で 片腕を戦争でなくした お父さんが
語るのは 叫んでも なにしても なんだか わたしには丸く見える
そこが いつもおたがい 大声で叫んでいる 周りの人と対照的でね
あいかわらず 小さなことに 心配しているわたしのところに
映画は こんなふうにしてやって来るんです
上の絵はね こういう場合 「私の前に あなたの前に やってくること」
それを弱々しく見ているのは 私 お客さんはどう？
《 2018.12.11 Tue _ わたしでいいですか？ 》