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東京物語2つづきのつづき

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東京物語2のつづきです。
同じ日に 2つもあっぷするなんて 東京物語2を。
自慢してるみたい

その日は娘は関西へ わたしは信州へ帰る日 
ゴロゴロを ゴロゴロいわしながら さて その会場が なかなか見つからない
しばらくうろうろした後 Art-U-Roomは見つかった
フィンランドからきたアーチストやというので 大きな会場を想像していたんだけれども
実は小さかった
この2人のでかいゴロゴロはおけるのかしら

さて まず 床にじゅうたんのように いろいろな 冬くつしたが 縫い付けてある
だいぶはいた感じが いいぐあいにふるびていて お互いになじんでいる
わたしも こうしたくつしたを あながあいていたので 写真をとったことはあるけれども 自分の場合は靴下の穴に興味を持ったわけなんだけれども アヌはんのような発想は思い付かなかったな

フィンランドは寒い所 らしいものを持ってきてる
古びた はけの毛 のところから鹿がでてきている
はけは 枯れ草のようでもあり 風も感じる
はけも どこにでもあるし 鹿だって ミニチュアで 自分も持っていそうだ
ノコギリのはだけが かべにある それだけでも 何か景色を感じる
てぶくろには 小さな目玉がついている たくさんの中の数個だけ

わたしは きっとこの古びた所とか糸くずが出ている所なんかに 感じているんやろなあ
アヌはんは 日常にある物を 思わず微笑んでしまうようなイメージでもって
展示している

クレヨンをちいさくけずって 首飾りのようにはりがねで つないである
穴を開けてつなぐのはむずかしいかも で クレヨンを小さく小さく削って
まるでちびきったえんぴつのようにころがしてあった

パレットの まるく穴のあいた所を まるで水たまりかなんかに鹿がのぞいてるように
やってある
物のそばに 動物をおくと物語を感じる

ねこやなぎのことが書いてある本の1ページが 額に入ってる
その額は ガラスまでの間に空間があって その下に ねこやなぎの芽が
はいってる ふんわり
ねこの毛のようにふんわりして かわいいなあと娘に言うと
これは ねこににてるんじゃなくて ねずみににてるんやと言う
あ そうか こんな小さなイメージは ねずみだよなと思う
しかし うちに帰ってからもう一回思う ねこやなぎってなまえよ

アヌちゃん やるなあ

彼女は この狭い会場を ひとつの世界にしている まとまりがある
発想が並んでいるだけではなく この一部屋に森と雪と寒さがあったりして
タイトルは '森の住人'

帰ったら自分も 世界を作ってみる練習してみよう 楽しいやろな
自分は このあいだ hacoギャラリーでは「壁をうめる」展示をやってみた
そこでは とても欲張ってた
アヌはんのは もっとシンプルで よくばっていない

わたしは 喫茶店で よくしゃべった

《 2018.09.29 Sat  _  日記(日々) 》