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AUTUMN COME

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1985年頃 わたしは 子育てで ひーひーいっていましたよ
そこに 義父も近くに住んでいて 宝探しのごみひろいの時期でもあって
こういう生活は いつまで続くのかしらと 思いました
そんなとき 津守房江という人の「育てるものの目」という本を読んでいたようです
日記に書いてあるからです
それによりますと

「老人と子供との間のやりとりは、母親とは違った味がある。祖父と祖母とでも
違った味である。子供たちも そのことを充分に知っている。子供たちは こんな中から
いろいろな人がいることを学んだのではないかと思う。また人間の壮年期から老年にかけて 移り変わっていくことも知ったと思う。」

そのころのわたしは このことばを ゆっくりとうけとめることができませんでした。
母親としての この忙しい姿を イライラしている姿を 子供たちに 見せたいというふうに この時に書いています。つまり人間は美しいとか大らかな事ばかりやったいるわけじゃないのよと。
考えてみれば 「お母さんは こんなに忙しいのよ 見てよ!」と この津守房江さんのいい言葉を おしのけて 自分の事にひきつけようとしていたりして。
まあまあ その忙しさは こっちにおいといて このことばに 耳を傾けなよ
今になってそう思います。

さて わたしたちは 老人になりました。祖父と祖母ってわけです。
私はあのころの義父や母のことを 思い出します。
子供たちにも祖父や祖母の思い出を しゃべってもらいたいと思っています。

話は変わりますが

お盆もおわって 涼しい日が少しありましたが また暑くなってきました
それでも 秋の虫はなきますし あかとんぼもとんでいます
虫たちは 予定を変える事は無いようです
つばめは 定宿にしていた のきしたを 出たそうです
わたしは つばめがとんでいるのは 毎年見ていたのですが それがいつごろ
どうやって どこで かえりじたくをしているのかは 知りませんでしたよ
なんでも その家では 玄関を出入りしていたので 出て行く日の前の日
たくさんのつばめが巣にやってきて なにやらさわがしくやっていたらしいです

「ここともおわかれだなあ。ここのご主人は われわれがツバメだという事は知っていても 顔の区別は できないだろうな。 しかしお世話になったんだからなあ
みんなして ごあいさつを。ここの人たち わたしたちがどこに向かって飛んで行くのか
知らないらしい。無理も無いわな おたがい 心は通じても ことばは通じないもの。
いいか ここのことをおぼえとけよ 今度来るときは ここだよ」

こんなふうかなあ
  


《 2018.08.22 Wed  _  ぷれいんぐルーム 》