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ブイブイの話

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21歳の日記
21歳? もう就職してたのかなあ
就職先は 大阪でもかなり田舎で そのぶん 自然が豊かだった
自分は その場所より もっと田舎から 東京に行き(ここも東京にしては田舎だった)
大学生活をおくり 大阪で就職してもやはり田舎だった
そんななかで 虫などは ムカデとか以外は恐れるものではなく
「じっと見る」ことが多かったように思う
殺すとか逃がすとかそう云う選択の他にね
虫をじっと見る へんなやつだと思いますか? 
この頃の人は虫嫌いだからね
わたしは 思い出すんですけど 子供のころからいろんな動物や(ネズミも含めて)
虫や蛇などに出会ってきました
鳥たちも
それが 何かを「かう」というような話ではなく 学校に行く道に 空に そういうものが 偶然 いたというだけなんです
それは わたしと気持ちが通じ合うわけでもなく 会話が可能なわけでもなく

それでも ある程度生きてくると なんか私たち人間や虫たちや植物や
そうしたものの 全体が 見渡せるような気がするんですね
みんなして 生きていて そのなかの一人が 自分というふうにね

ブイブイの話でしたね
これにはつづきがあるんです

「くっつけてやっても しらんかおをしている。
あげくのはてに "フン、オマエの世話になんか ならないよ" って
顔をして、さっさととびおりた。
今も私にお尻を向けてふくれっつらをしている。
つまり、わたしがねむってから ゆっくりと楽しもうってわけね。
それにしても どっちが彼でどっちが彼女なんだろう。」

* ブイブイというのはカナブンのことです

 
《 2018.07.02 Mon  _  日記(日々) 》