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ルソーの絵のある部屋

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向こうに見える 黄色い丸い物は
月であっても 太陽であっても 夕陽であっても
何であってもいいと言った人がいた

テレビに映し出される ルソーの絵
一瞬であるけれども わが家の 絵になる

ルソーの得意な密林の絵を見て 汗が出てきた人も
テレビで映ってた

自分は 「絵を描かなきゃ」と心が走ったけれども
心だけだった


詩人の人に 独身のときに その人へのファンレターの返事を
もらったことがあります
とてもうれしくて 何度か 手紙のやり取りはありました
お見合いのお世話も お願いした手紙もあります
自分は おかしなところがあるなあと 今になって思います
親や他人が 私のお見合いのお相手を探すことを
「よろしくお願いします」
というならともかく 私は 兄の義父や 母の兄や そして
この詩人の人に 手紙で お願いしていたのです
ま 今でも どこかおかしいのは 天然なのですね
何十年もまえの手紙です

 しごともあるにはありましたが、ふらふらしていて、ご返事おくれて済みません
文中に描いて下さいます、あなたの絵は、ドングリならドングリの、その表情が
すてきです。「・・・あのね」というように、話しかけて来るようです。
いずれ結婚なさるとしても、絵はつづけるぞ、プロになってやるぞ、そう心に
決めて下さい。ぼくは十六のとき、「詩」を書いて行くことにして、まがりながらも
きょうまで莫迦みたいに、書きつづけてきました。だから、いくら貧乏しても、
降参なんかせず、のん気にやってこられました。好きだったからでしょうが、自分に才能があろうなんて、いっぺんも思ったことはありません。
むしろ、才能ゼロだと思っています。
ですから、死ぬまでに、一冊になればいい、と思ってきました。
 ところで、いろんなことを身につけられるのは、いいことです。
少々「冒険」の心も持って下さい。
"キリギリス/ 口でおなかを掻く/ 足を掻く"
"キリギリス/ とんでは/ からだをいたわっている" というように、なるだけ言葉を択んで下さい。


ルソーの話から ずっと前に 詩人の方からいただいたお手紙の返事の話に
なりましたね。 
で久しぶりに読み返してみて この詩人の方は 若い自分に
いい返事を書いて下さっているなあと思いました。
わたしという 見ず知らずのものに ていねいに書いて下さっているのが
今よくわかります。
このかたは その後本を読ませて頂いて 
こういう人だったのか やっぱり どんな人にでも 分け隔てなく語りかけて
いる そう思います。
このかたは 戦後病気になって ぶらぶらするほかなかったときに 
放浪の旅を ふらふらしながらした人。 
こうやって生きてこられた方だったんだなあ と
そうせざるをえなかったんでしょうけれども そんななかで出会う人々の
優しさ この人だから 優しい人に出会っているのかも
そう思えてしまうようで
その経験が 本の中で生き生きと描かれています。

そんな人に こんないい手紙をいただいていたのだから 自信をもって
ふらふらしながら(ここは ちょっとその濃さがちがうがな) やっていこうと 
感謝とともに 思いました
この手紙の中には わたしを一人の人間として 優しく接してくれていますね。
あのころも今もわたしは そんな優しさや強さに 対応できるだけの人物では
ないのだと 思います。
あわなくてよかったと。

手紙というのは こんな自分には ちょうどの物なのかもしれませんね。

そして この方とルソーは 共通こうが あるのではありませんか?


《 2018.07.01 Sun  _  日記(日々) 》