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この絵 どー?

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ええと この絵は1988年 わたしが描きました
ははーん 「わけのわからん絵を 描いてみよう」と
あんがい そういうふうに 目的ははっきりしていまして

以前 こどもが描いてた 「迷路」これが はやりましたね
いまは どうですか?
それに夢中になる子もいまして 「これはだれもたどりつけないぞ」
みたいな すごいのを 描いていました
でも この絵は そんなに複雑じゃないなあ
ちがうかも(笑い)

わけのわからないものって あんがいそれが内部にないと
描けないもんですね
わたしは 単純かもしれないと そういうとき思うんですよ

息子が「こまったもんだなあ」といった発疹にしても
内部で 異変が起きたので 外に出てきたんでしょうね
でも 内部のものは見えません
いや これでもないなあ
けっきょく この絵を描くとき そういうわけで 
夢中にはなれませんでした

それをみている えんぎものの人形たちなんですが
これは村のお祭りで 買いました
木の枝にいっぱいのってた人形だったのに
手があたって ばらばらになってしまいました
それを この絵の見物人にしてしまったんですが
今見ると 子どもらが 笑い転げているようにも見えやしませんか

この絵って 腸にも 見えるなあ
そうだと 名作かも
わたしたちの体の中には 寄生虫が 腸の中にはいっぱいいて
それなりの働きをしているという話をきいて
そのとき わたしは ひとりが好きなんだけど
こんな寄生虫なら いいなあと 想像しました
「さみしくない」 とは こういうことに使いたいなぁってね

何の話でしたっけ?
《 2018.05.14 Mon  _   》