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しーちゃんからのたより

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島根県の美保関の 親戚のしーちゃんから この写真と
手紙が きました
しーちゃんのことは 以前に書いたことがありますね
母のお姉さんの孫にあたる人です

「金魚のお祭り」は 95歳になろうという しーちゃんの
お母さんの 作品です
布を用意して 木目込み人形ならぬ 木目込み金魚を つくるのは
お母さんです
出目金もいますね よくこんなにたくさんつくったものですね

お母さんは あの世と この世をいききしてるようで その話は
とても面白いんだそうです
「それ本当のこと?」としーちゃんがきくと 本当と言うそうです
わたしたちも 年老いた義父や母とともにくらしたことがあるので
わかります
わたしもそうなるといいな
あの世とこの世といききして 「さて きょうはあの世の話にするかな」
なんてね

しーちゃん 大阪からふるさとに帰ってから 何年経つのかな
しーちゃんのおばあちゃんやお父さん ふるさとで見送っています

いちど このふるさとから出て 都会で暮らして それから
突然のように またふるさとに帰ったしーちゃん
私が大阪にいた頃 「帰ってしまうん さびしいなあ 美保関のこと
手紙で 教えてな」とお願いしたものでした
その手紙は 率直で とてもよかったのです
そんまま しーちゃんの気持ちや ふるさとの美しいところ 窮屈なところ
伝わってきました

大阪で 心斎橋を一緒に歩いていた頃の しーちゃんは 都会の人でした
自分で縫った オシャレな服を着てね
突然方向転換をしたのは 3姉妹の 一番上で 
家族のことをみることにしたのですね

さて しーちゃんもわたしも としをとりました

美保関からのたよりは 母が生まれたところのにおいがするし
いつまでも いててほしいなあと思います



《 2018.05.10 Thu  _  おたより 》