NEKO美術館 成瀬憲子

「かんぺん」　NEKO美術館発

これは　買って高校生だった息子が　私のコレクションを　プリントアウトしてくれたものです。

「彼らは　子供たちよりも　年をとった....」

これは　わけわからんまま　感じようと　ばあさんは　おもいました。

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まど・みちおは「いわずにはおれない」ですが　「せわをやかずにはおれない」女性が亡くなりました。「この人は　ずっと９０　１００と生きて　バエレリーナのように

パッと足をまっすぐゆかにつけて　「どうです　ははは」と　そんな人でした。

元気に苦労話を　機関銃のように　とばすというか。

わたしはついていけないので

「すごいねえ　かないませんわ」「あなたは強すぎるから　いまのわたしには　無理」などと　おしとどめるのに　必死になったり。

彼女に　おくってもらった　きれいな　いろんな宝石や真珠がついた　くびかざりが

目の前にぶらさがっています。わたしはこんなに光る　くびかざりを　めのまえにぶらさげたのは　いただいてすぐの　数ヶ月前です。

魔除けだとおもったり　元気出したい時にじっと見たりしていました。

「なるせさんが大好きやねん」と電話の向こうで聞いた時には　「なるせファンは多いからなあ」と夫の事だと。　でも　この人は　もしかして　このわたしにも　最後のメッセージをくれたのかなあ　と。

どっか　元気すぎるこの人は　いろんな人を　元気づけたり　機関銃のようにしゃべりながら　バレリーナスタイルしては　はははと　笑ってたと思います。

わたしは　この人から　わーっとにげつつも　「えっ　この人　もう電話の向こうにいないの？　ははは　ちょっときいてねって　いっぱいしゃべることはないの？」