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WORKING

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「就職しないで生きるには?」 NEKO美術館発

SPECTATOR 2010
この本は どういうわけか わたしのところに あります。
WORKING  「再考 就職しないで生きるには?」
こんなタイトルです。

わたしなら 食べ物はどうするの とか ねどこはどうするの とか
おふろにはいるには お金がなくちゃ とか
どうするのが いっぱいありすぎて うろたえてしまいます

ま すこしずつ いつものように読んでみているんですが
いろんな 場合が書いてあって とても興味深いです。

ここでは お金儲けはしないとは書いてないのです
たとえば 都会の ごみばこのなかには さきほど 彼氏と別れたばかりの
女の子が すてた 指環やネックレスなどが けっこうあるそうです。
それを拾い集めて 20万円だとか
これは びっくりですよね

ほほーと

都会での話では 都会にはビルばかりではなく そのすきまに 食べられる植物が
結構あると言っています。

すぐお金でなんとかしようとすると 生きていけない世界ですが 

こんなこともかいてありました。

手作り国家の底力

 キューバに興味を抱くようになった、きっかけは音楽だった。その後あしかけ15年。
アート、デザインから市井の人々の生活に至るまで、興味の対象は際限なく広がっていったが、その全てに共通するコードがあるように思う。それは、何でも自分で作り出すキューバ人たちが持つバイタリティ溢れる精神だ。
 キューバには圧倒的に物が無い。無いからこそ、どうにか手に入るものを利用した。創意工夫が発達する。僕ら日本人は、ちょっと不便なことがあると「お金を払ってモノを買う」ことで解決しようとする。気がつけば何かを買い、消費することが 人生の主軸になっている。モノが無いことが素晴らしいのではないし、不便さを賛美するわけじゃない。ただ大量生産やコンピューター管理とは無縁のキューバという国の手作り感覚、そこから産まれる情熱やら思い込みやら勘違いが、この国に類の稀なるバイタリティーを与えているのではないだろうか。例えるなら、全編CGで作られたディズニー・アニメよりも、気の遠くなるような手作り作業でコマ撮りアニメを作りだすヤン・シュバンクマイエルや塚本晋也の映画のほうが生々しい迫力を観るものに伝えるように。
 銀座の有名ラウンジのバーテンダーが、こんな話を僕にしてくれた。「キューバのバーテンダーは皆、技術的にはヘタ。カクテルの作り方も荒っぽい。でも彼等のゴツイ指で荒っぽく作られたモヒート(キューバを代表するカクテル)は、本当に美味なんだ」

高橋慎一 69年生まれ。フォトグラファー。ライター。



《 2018.03.05 Mon  _  1ぺーじ 》