who am ?I

PAGE TOP

  • 02
  • 15

スキャン3432.jpeg

末の息子のことを 「この息子さんはね、いい顔の相をしていますよ
ねえ おぼっちゃん お父さんとお母さんのおかげで すごい人になりますよ。感謝して立派におなりなさいね。いえねわたしは 思うことがあって この手の勉強をしているのですよ」そう言った女の人がいる。
彼は 体も弱々しいし 病気もして 大丈夫かなと よく思う。
そんなとき この女性の言葉を思い出してみることにしている。
きっと彼には運がある とね。
しかし 運があるというのは どういうことなんだろう。
ハーハーと肩で息をして 苦しそうにしている彼を見ると そう思うのだ。
途中で うまく絵が進まないと そうなる。
彼の運というものは ルンルンと楽しいものではないのかと。

わたしに関しては 「この人は黒いウズが渦巻いています」
母が占い師から 娘の私のことを そう いわれたらしい。 
そのときから「そうか 自分は かなりの悪運だな」と若くして 納得した。
あまり私の縁談が決まらないので そのひとつのお見合いの前に
母は そんなところにいったわけなのだ。
だから その黒いウズというのは お見合い限定 そう受け取っていた。
で かろうじて結婚できたときは 悪運転じて福となす(?)と思った。

で いま 自分の運について どう思うかということなんだけど
どうなんだろう。
結構やりたいことも やってきた。しかし 運とは これは別なのだろうか とか。
運をつかむ 握力が 弱いような気もする。パッとつかむスピードも。いやいや
運というものは どっかから与えられたものだろうから そういう問題じゃないんだ 
とか。
今 冬期オリンピックをやっている。 運 関係するかな。

さて これからもう少し 生きると思うけど 
今度 運について 自分が話す時は どういうことを言うのかしら。





《 2018.02.15 Thu  _  エッセー 》