who am ?I

PAGE TOP

  • 02
  • 12

アクセサリーとオブジェ

スキャン3430.jpeg
「何回か話しましたよね」 NEKO美術館発

わたしは 確か画家志望でしたよね。
これは こどものころから 漠然と 誰かに約束したように
思っていました。子どもの頃 約束したから 子供っぽく律儀なんです きっと。
あっ 眼鏡がくもってきました。マスクをしているからです。

で アクセサリーのことは 絵もこれも やりたくなったら
迷わずやるのが どっかの本質だと 思うことにしたんです。
 オブジェだとかいって くねくね やっている人たちがいましたから
影響もされたし 大きく出るとピカソが 廃品でやぎをつくったりで
私もその流れに 入りかけてたんだと思います。

ちょうど アクセサリー展をやれる場所を 夫セイが見つけて来てくれたので
せっせせっせと ピンをたくさんかって 夢中になって作ったわけです。
こういう 夢中になったり せっせせっせとやってると そのひろがりは
おもしろいものを 生み出します。

で 結果は その情熱をはるかに下回るものでした。
人の服のアクセサリーは やっぱり そういうものじゃないと
つけるだけでも 勇気がいるものです。
かくして すってんころりと 転ぶわけですが ここで思い直すのです。

「これ オブジェ」

こうすると 自分にしたら かなり自由になれるわけですね。
300あまりの 一つ一つのアクセサリーの写真を撮ってくれた夫セイ。
その後 この人は 腰痛になったわけですが。 

「なんと おもしろい オブジェ でもまだまだ とび方がひくいぞ」
なんてね。 創作の自由は このように やって来たりします。 

このアクセサリー展にきて下さったお客さん どうもありがとうございました
1986年より お礼を申し上げます。

この写真はボール紙のうえに絹の丸い布をはってます
なかなかいいですよね 写真の中で わたしの オブジェは
生きていると思いますね。
アクセサリーらしくやったものは かえっておもしろくなくなりました。

展示の仕方なんかも 実際やってみたのは 案外平凡で おもしろくないですね。
今だったら どういう風に展示するかなあ 妄想するのも楽しいですね。
作ることも そしてどう展示するかってことも 表現なんですね。
でも あのころは 作ることで へとへと エネルギーを使ってしまってます。

私たちのいる所には いろんなところに その場所を魅力的にしているもの
結構あるんですねぇ。
それを見つけて よろこぶ あなたやわたし。 
そういうものがものが アクセサリーとか オブジェかも。 
 
それからどうしたかって?
そのうち また くりかえし同じことを 少し変化させたりして
お話しするでしょうね。
その時は 「またか」「この話聞いた事があるぞ」
そういう感じで 聞いてくださいね。



《 2018.02.12 Mon  _   》