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2008年の話から10年

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「指の話」 NEKO美術館発 2008

上の話の続きです。

コットンをしませて その小さな指にまいて ちょうど買っていた伸び縮みする
包帯のテープでくるむ。このために 買ってたかのようなテープ。便利です。

このまま いやな気分で しばらく生活するのかと思っていた。

ところが 気がつけば自分自身がどことなく 注意して ゆっくり歩いている。
わたしの頭は そう思ったのかしら。
頭より 体のひとつひとつが 注意しているような。
そして その態度がなんだか けっこういいのだ 
ゆっくりゆっくりしてて。

くつをはくと あいかわらず痛いけど
そんなに気は重くない。

***

10年ほどまえの 私は どこがどうちがってたのかなあ。
500円のシェーファーのペンで書いてるな。その後 ボールペンで書いている
時期があったから 10年というのは案外長いのかもしれない。
10年は まちがいなく 10年以上でも以下でもないのだけど。
30代のころは かけずりまわっていて だからといって こけたり ぶつけたりすることは 少なかった。
それが 50代60代になると 意外なところで つまずいたりしてる。
はじめは 驚いていた。そのうちゆっくり歩いてみたり 注意深くなる。

せきが結構長い間止まってたんだけど そのことを 不思議がったり
頭が 咳じゃないところに 移行したのかな つまり などと理解しようとしたり。
また 咳が戻って来て なんだ 帳消しだ 自分の解釈は などと。
気道が 堅く せまくなってくることも 堅くなるのはもろくなるということでも。 
こうした風邪の症状から 移行することもあるわけで 喘息ははじめから 
喘息というわけではない場合も などと ゆっくり考えをめぐらせる。
そんなことが テレビの知識などで 少しずつ解ってきたりする。
自分の体質とか 自分のことがわかってくるのは 時間のかかるものだなあと。

きっと自分は こんなふうに 病気のことを すぐに話したがる ばあさんに
なっているな。みんながよく言うようにね。


《 2018.02.09 Fri  _   》