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捨てられない本の誕生

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「とにかく すてようが 変化するとき」  NEKO美術館発 2018 2

「わたしがねえ 本をほか事を考えずに 読めるようになったのはねえ
ここで こうして ほんの内容をねえ うつようになったから...」

オリンピックが始まっていますね で 家の息子は どうも 2種類のことを
聞けないらしくて オリンピックを見ています。
彼は 本もなかなか読めないらしいです オリンピックじゃなくてもね。
本を開いていても ほか事を考えているからだそうです。
だから わたしが本を読めるようになったいきさつを しゃべった後
「ん 聞いてなかった」となるのです。同じような現象を起こす人は
ほかにもいますよ 夫セイ。彼は「いま このテレビ見てるねんから だまっとれ」
と言います。

そういうわけで この本について すてかけて すてらられなかったのは
お客さん 聞いてくださいますか。

この本の中に「ポートランドという先進的な考えの人たちが暮らす街」のことが
何ページにも渡って 写真入りで あるのです。どうやら 雪深いところらしいですが
オレゴンと書いてあるから アメリカのオレゴン州かもしれません。

Spectator 2009

この本を捨てる前に目に入って来たのは 雪の中そりを引く犬たちではなく
もう寒いのはこりごりだからです。

* Zine と書いて「ジーン」と発音する。個人または少人数により自主的に発行された少部数の出版物。どこかで拾って来たような図版とタイプライター文字を切り貼りして作った「版下」をゼロックスで「コピー」して、ホッチキスで止めて「製本」した冊子というのが一般的な Zine のイメージだろうか。

こういう出だし 私の頭はすっかり ポートランドのこの場所に来ています。

*  自分の興味を掘り下げたレポートや、日々の出来事を綴ったマンガ、ある特殊技術のノウハウを説明するものまで、その内容は多岐にわたり、本のページ数もサイズもバラバラだけど、規制の出版物にはない自由さに溢れている。

この冊子は2009年のもの Zine は続いているのかしら となるのですが。お客さん 「手作り本かかえて 飛び込もうと ポートランドに」 じゃないですか?

このわたしにも この本の中は いいですねえ。そこへ行けば いろいろあるんでしょうけれども 「元気の出る本」なんです。
でね この本は さらにポートランドだけじゃないことが 何回かページをめくっていくうちに解るんです。

こういうわけで 捨てられない本が また 誕生です。 


《 2018.02.11 Sun  _  これくしょん 》