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ふゆう


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「ぼんやりすごすとき」 NEKO美術館発 2018 1

テレビを見ていると つぎつぎに「これは見とかなあかんなあ」というのがあって
たとえば 青森では いたこ という あの世とこの世をつなぐ人がいる。
3歳の時に失明して この仕事に入ったという女性
そこを 訪ねた ある女性は 父親の葬式のときに インフルエンザにかかってしまって
言葉を交わすことが出来なかったから というので このいたこさんを訪ねて来た。
わたしは 今 近辺で インフルエンザが流行っているので 「インフルエンザか」 
何だか身近に感じた。そんなことを考えてると 話の内容は しっかりと聞き取れなかった。
しかし 死者は 「ここに再び下ろして来てもらって感謝をします」というようなことを
言ったようだ。
わたしは 「あの世はいったい くらしやすいところなのか そうではないのか」
こういうとき よく思う。夫セイは「行ったことがないので わかりましぇーん」
という。多くの亡くなってる音楽家と話をしたという Mary Brownは シューベルトや
ショパンなど死して なお音楽に興味を持っている風だし 若返ったりもしている。
Mary のお母さんなんか 亡くなる前は歯がボロボロだったのに とってもきれいな歯になっていたと彼女は言う。
病身の兄のもとにやってきた 父と母は 畑にいたという。戦争を経験した両親にとって食べ物が畑にあることが とても貴重なことだったのかも。兄と両親との共通項は
ここにあったのかと 今でもよく考える。
若返るということは こういうことでもあるのかと。
青森のいたこさんにこの世に下ろしてもらった人は そのことを 喜んでいる風にも見える。
「あの世より この世がいいのですか」と聞きたくなる。

で 「自分はぼけたり 足腰がやられる前に あっちに行かなきゃ」
なんてこと思うけど 「Maryのお母さんのように きれいに治ってしまうんだったら
そんなこと考えなくても」と思い直す。

実に 曖昧な話だけど

でね きょうの 「ふゆう」いったいなんだろうな。

ただ 一枚の絵はがき それは 個展の案内状だったりするんだけど
その文字を こういうふうにして かくせる あそべる
これ ひさしぶりの 発見。
誰でも知ってるって?




《 2018.01.20 Sat  _   》