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編み目模様の仲良し一家 キリン
「キリン」 どうぶつのくに 田井基文 百瀬製作所 より
キリンが日本の地を踏んだのは１９０７年３月１５日のことだそうですよ。
ドイツのハーゲンベック動物園から２頭のキリンが横浜港へ到着し そこで関係者は
初めて気付きます.....「でかすぎる！」と。そう、本当はそこから鉄道を使って上野動物園まで運ばれる予定でしたが、明らかに鉄橋をくぐらせることが出来ないことを悟ったのです。そこで急遽、もう一度船に乗せて日本橋まで。そこからはなんと大八車で運んだというのですから驚きです。明治天皇からも直々に訪問を受けたこのペアは、上野の花見の
季節とも相俟って絶大な人気を博しました。しかし残念ながらそうまでして苦労の末運ばれたキリンのペア「ファンジとグレー」、実はその年の冬を越すことが出来ずに亡くなってしまいます。日本の冬があたたかすぎて。えっ！寒過ぎての間違いじゃないかって？いいえ間違いではありません。当時キリンを初めて世話した飼育係は熱帯アフリカからやってきたどうぶつだからということで、一生懸命暖房を効かせてあげましたがその際に換気が不足したのが死因とされています。その後１９３３年にやってきた日本で２番目のペアは暖房温度を下げても問題なく越冬し、１９３７年には初めて繁殖にも成功しています。第２次世界大戦中に暖房なしでも生き延びたという記録があるので、たとえ北海道で飼育する際でも暖房そのものが不要であるというのが現在のキリン飼育のスタンダードになりました。
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いやー 思わず ここのところを読んで 当時の日本を想像してしまいました。
ぴーさん どうですか キリンのハイネックさん 蝶ネクタイが似合いそうですが
こんなふうにして やってきたんですねえ。
キリンをよく見てみますと 首が超長いにもかかわらず その姿は 完璧と言いますか
ただ首をまっすぐ長く描くだけじゃ その魅力は わからなかったかも。
この１１ページの 「どうぶつのくに」vol 87 ２０１６
８７冊目ってことですか？ わたしは この本を見る度に 驚いて うれしくなるんです。 ８７冊 ほしい いやいかん もうこういう気持ちは いかん おさえておさえて。
特集：宇都宮動物園
《 2018.01.10 Wed _ １ぺーじ 》