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風邪でよこになって

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「よこになって 読む」 NEKO美術館発 2018 1

かぜがすっきりしないのと その為に咳や からだがだるい。
1993年発行の「サライ」を片手に よこになっている。
1993年? ついこのあいだの本じゃないかと 
このレトロに思えることを不思議がる

表紙は長い革靴に ねこがはいっている写真 これは外国ではないの?
そうか へミングウエイ家のネコか。となるとこれはへミングウエイの靴ということ?
などと。
サライは 一体雑誌なんだろうか などとよく思う本の呼び方にこだわりつつ。
雑誌というとなんか 本より 低くみてしまうんではないかと。
ま いいとして順番にゆっくり見ていく。こういうことをしているのが いまの自分なんです。ふむふむ 2トントラック1台分のポンポン草を使用したコート 織るだけで1カ月以上 そのまえのしたじゅんびもこりゃあ 大変。38万円。これはじぶんならさらに ばあさんになるぞ。どんな人にきてほしいのかなあ。
こんかいのサライ ペンの宣伝が 「万年筆はウオーターマンという名前で生まれ、エドソンという名で完成する」このペンのことは知らないなあ。でもシェーファーは500円から高いのまで知ってるぞ。イギリスで何本も買ったのは ひさしぶりにシェーファーに出会ったからだった。イギリス旅行で リサイクルショップとこの文房具屋さんの シェーファーがいちばんの収穫だった。そのペンもすり切れてしまって きょねんだったか娘が誕生日にシェーファーのペンを2本買ってくれた。インクがかなり残っていたから
もったいないと 思ったのだ。ところが それは500円などではなかった。そしてかってつかっていたような 太字でもなかった。後ずさりする気分だったけど 人生の黄昏時だとおもいこんでいる自分には 使いこなすまで時間がかかった。
つぎに歌声喫茶のことが。長野の「ともしび」は健在ですかなどと通り過ぎる。つぎはサライインタビュー バイオリン教育指導者 鈴木鎮一。この鎮という字を しんとよんでしまったばかりに だいぶじかんをとった。松本市にありますね。いい音楽を聞き その音に近づきたいと思わせるなんて まいいか。鈴木さんの奥さんはドイツ人。
次は和蠟燭。キューピー、烏龍茶、 19世紀の英国紳士は1日6回手袋を替えた。

こうしてやっと写真のなかの田村隆一に会えた。
「詩集 狐の手袋」読んでみましたよね。一度そうしたからって それはなつかしいのですよ。こんな詩人は いいたいことを 一方的に喋らせておく なんてよけいなこといいつつ この薄っぺらい本の半分ほどしか きていない。もう一度 「狐の手袋」を読み返す。きにいってるんですよー田村さん ごまをすりながら。




《 2018.01.15 Mon  _  これくしょん 》