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猫たちの隠された生活

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「猫たちの隠された生活」エリザベス・M・トーマス 草思社

「カラハリのライオン」を読んでから 次に「ライオンと水場」「ウガンダのライオン」と移るのですが これはいったんここで終わりにしました。
あとの2つは たしかに興味深いものでしたが ライオンが その知恵と命がけの実行力とで 一頭の牛などをそのライオンの群れの下にもたらす その真剣さには 驚かされました。
人間も そこでいきる種族は 長年の経験から この強い動物と 水でも 狩りでも
はちあわせしないようにとか そのときに種族がとる態度は 賢い方法だと思いました。
しかし 銃が その部族に ほかの部族 政府などから持ち込まれるようになると この賢くて勇敢な部族とライオンたちの 関係は従来のようではなくなり かくれるように暮らすライオンは もう生きていける 場所は限られてゆくばかりとなります。

ライオンは 無謀に人間を脅して生きているのではない そのことがよくわかります。
かくれるようにして 人間の無謀さに警戒しながら生きているのです。そこでは人間の知恵も ライオンの知恵も生かされてはいません。 同じ水飲み場を 人間とこのような動物がお互いに 気遣いながら 飲むということが この土地では いかにすばらしいことであったのか わたしは この本で感じるのです。 
《 2017.10.23 Mon  _  1ぺーじ 》