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猫たちの隠された生活

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「猫たちの隠された生活」エリザベス・M・トーマス

カラハリのライオン つづき

 しかし既成の手段だけでは飽き足りない動物もいる。猫はとくに人間とのコミュニケーションでは工夫家であり、たいていの人ならそれについて、飼い猫がどんなことをしたかという例を、ふんだんに知っているだろう。わが家のオリオンは、夜なにか音がするとわたしが階段の上まで出てようすを探るのを知っていた。ある夜、階段でどすんどすんと大きな音をたて、それを何度も繰り返したので、彼の思惑どおりわたしは大きな人間がいるのかと思い、ベットから抜けだして偵察に行った。オリオンはと見れば、一番上の階段をいっきに飛び降り、降りるともう一度上までもどってまた飛び降り、それを繰り返していたのだった。わたしが出て行ったとき、彼は四回目か五回目に挑戦していたところで、わたしを見上げてニャアと啼いた。彼は食事もすませていたし、水もあったし、猫用トイレも用意されていた。つまりわたしがいつも彼にあたえていたものは、なにひとつ欠けていなかった。外に出たくて猫用のくぐり戸をあけてほしかったのだろうか。しかしコヨーテがいて危険なので、ずっと前から夜は猫を外に出さないことにしていたから、その要求には応じられない。わたしは大きな声で話しかけた。「ごめんね、外には出してあげられないの」。私の声を理解しようとするように、じっと私の目を見つめていたが、そのうちくるりと背をむけて、こそりとも音をたてずに階段を降りて行った。いわゆるコミニュケーションと言えるものが、そこで成り立ったのだろうか? 彼は本当に外出したかったのか? 彼はわたしの言葉を、少なくとも一部は理解し、あとの残りは声音から推し量ったのだろうか? そうかもしれない_彼はたしかになにかを伝えようとしていた。わたしが理解しようと、しまいと。

***

そうですか どすんどすんと音を出せば 彼女が出てくるということをわかっていたのですね。それに気づいたエリザベスは「ごめんね、外には出してあげられないの」と言ったんですね。「ダメ!」なんてことじゃなくて。コミュニケーションですね。
うちはかっては子供たちもいて 宿題を始めようと 子供が机にノートなどを広げると わざわざ その上にのかったりしていました。その回数が増えると それは猫が子供と遊んでほしいという要求なんだと わかりますよね。 そのときに「ごめんね いま宿題しなきゃならないから 君と遊んでやれないの」と言ってる子供はいたのかなあ。

コミュニケーションですか。わたしは人間相手にも こんなコミュニケーションをちゃんと とってたかなあ そう 反省しているところです。「じゃかましい いまいそがしんじゃ」なんてね。


この のりコ・リーの作品は 『半分の思い』
秋ですね。信州では あついあついといってたら フッと気がついたら さむいさむい
となります。そのてん 大阪の秋は 長くて 秋に着る服というのが ありました。
ま あれだけ 暑い夏に耐えるんだから 秋で取り戻さんとねえ。
何の話?
冬服 カワバタエプロンの服 ふたたび!たのしみです。

月のつく林檎の名前 なんだったかなあ そろそろ出てくる頃です。
あっ 『名月』奇跡的に思い出しました。

《 2017.10.16 Mon  _  1ぺーじ 》