NEKO美術館 成瀬憲子

「急げば笑うな」　NEKO美術館発

きょうから　新しい朝ドラがはじまりました。

「笑いんしゃい」でしたっけ　

で　ドイツの偉いさん一家が　これ突然過ぎる説明ですよね

縁側のある　日本家屋に　赤絨毯ひいて　お出迎えするんでしたね

で　むこうは夫婦と西洋人形のような女の子家族

かたや　着物を来た両親　おばあさん　そして　兄と妹

どうやら　この妹が今回の主役でしょうか。

　よく笑う子で　しつけの厳しい　おばあさんや両親は

「今日は大事なお客さんから　大笑いなどしては決してなりませぬ」

そう言い渡されてたんですが　そのドイツ人のおじさんに蝶がふらふらと飛んで来て

その頭に　とまるんです　うまいぐあいに

それだけでも　自分ならやばいですが　もうひっぴき蝶がとまりました

ふつう　笑いますよね　２ひきもとまるなんて　まるでリボンですよ。

なんのはなしでしたっけ？

そうそう　朝ドラの話でした

で　あともどり・のりこ　の　作品ですが　

「ペケ路路」（じろと書きたかったんですが）まるでこれじゃあ双子です。

いえね　特別な深い意味は全くありません。

話はいつものようにパッと変わりますが

今ね　絵はがきでね　キスリングの描いた「リタ・ヴァン・リアの肖像」1mx73cmを

見えるところに置いてるんです。黒柳徹子さんのような肖像です。

こうして　ゆっくり名画を眺めていたらいいのに　「ああ　自分は　初心に戻って

人を描いたり　勝手に筆が動き出すような　そういう時は　もう来ないなあ」と

しんみりしてしまうのです。

ルノワールとキスリング　どっちもいいですけど

キスリングは涼しい風が吹いて来るような肖像画ですね。このころは前髪をパスッと

まっすぐにきって　イヤリングをたらして　リバーシブルの長いマフラーの女性。

そうかマフラーはそういうもんですよね。バックの色もこのモデルさんをひきたたせていますね。ルノワールやキスリングのいたころ　まずこのモデルさんをスケッチをしたんでしょうね。

写真の技術は　まだまだだったんじゃないですかね。　踊り子を描いたドガが写真を意識してたそうですけど。魅力的な絵ですね。　

こういうところにこの　大分まえのわたしの絵　そうか「ぺけ路路」こんなわたしに

関係ありそうな。