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生きるとは

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「生きるとは自分の物語を作ること」考える 新潮社 2008

河合隼雄 小川洋子 対談 つづき

西欧一神教の人生観

河合 それぞれそれまでの人生の物語がある。亡くなった五百二十人それぞれの物語の終着点が一致して、一緒に命を失ったわけです。昔はこんなことはなかった。なぜ最近は起こるかって言うと、それは神様がコンピューターを導入したためじゃないかと思いますよ。
小川 神様も技術を進歩させてるわけですね。
河合 ええ。そうとしか考えられないですね。
小川 墜落機に一人で乗っていた小学生の男の子がいました。夏休みに、甲子園に清原と桑田の試合を観に行くというので、お母さんがその子を一人で乗せたんです。
河合 堪りませんね。
小川 そういう事実を、一行一行読んでいくと、抜け出せなくなります。自分が小説を書いている意味を問い詰められている気持になりました。アウシュビッツでも、亡くなった方々の克明な記録を見ました。どうせまもなく殺すのに、一人一人の記録を几帳面に残しているんです。一種狂気じみた人間の性だと思いました。
 刺青を入れられ、真正面と真横と斜めと、一人につき三枚写真を撮られているんです。
その写真が部屋中にビッシリ貼ってあって、写真には名前が書いてある。一枚一枚見てますと、現実の恐ろしさ、その中に自分が生きていなくちゃいけないおぞましさみたいなものを感じました。自分は小説を書かないと生きていけないと思いました。
河合 そうですか。

***

「現実の恐ろしさ、その中に自分が生きていなくちゃいけないおぞましさみたいなもの」
息苦しくなりますね。生きることは 本当は 大変なことなんですよね。外では鳥の声や 虫の声 この空間の中に 生かされているということは まだ 神様に許されてはいないことなんかしら とか思ってしまいそうです。それは生きて この恐ろしい現実を見つづけなければならないからです。
小川さんは 小説を書かないと生きていけない と。 小川さんは なぜ そういわれたんでしょう。


のりこの部屋です こんにちは 緯線ご紹介しました
新潟の海岸の石は 並べ終えて 箱のなかに全ておさまりました。
「それ なんちゅうパーホーマンス?」からすが聞いたことにしますね(自分で発言しない限り だれも 驚かすことはできない ちゅうねん!)

で きょうまで ブルーナの絵はがきを 目の前において たまに見ていました。 これはうさぎが(うさこちゃんっていうんですね)ブルーや黄色や赤やグリーンのうさぎたちと なにしてるのかな。たくさんのうさぎとうさこちゃんのあいだには 一本のラインがあります。この絵を見てると いろんなことを 感じたり考えたりします。シンプルな絵なのにね。ぴーさんありがとうございます。

今日はちがう絵はがきに変えてみました。古畑雅規という人の これは 都会のあかりがいっぱいついたビルかな。そのうえを 列車が空に向かって走って行ってる。
銀河鉄道の夜みたいにね。虫眼鏡で見たらね この都会は じつは地球じゃないのかもしれない。 なんてこと 今日は思いました。あしたはどう思うかな。 

で 新潟の石は ん億年前からのものかもしれないのに 光ってみせるわけでもなく
歌も歌いません。つまらないといっちゃあ つまらないんですけど 恐竜あたりが つるんとすべりかけた石かもしれないでしょ。この石の回りに どんな光景がひろがっているのか この石に関しても 箱を時にのぞいて 想像してみます。  



《 2017.09.11 Mon  _  1ぺーじ 》