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そんな話なんだけど
2本の木 NEKO美術館発
うちで育った木のなかに 「ドングリの木」と呼んでるのが あるんです。
でも これが ドングリの木だという証拠はないんです
というのも ドングリの実 なったことがないからです
手のひらに乗る本 学研の「秋の図鑑」にドングリのことがあります。
しらかし（こんな名字の女性がいました） あかがし うまめがし つくばねがし
あらかし くぬぎ つぶらじい（こじい どんなおじいさんやろ） こなら みずなら
まてばしい しい 結構いろんな仲間がいるんですね
その実の色や模様が すこしちがいます
ぼうしは 一様にかぶっていますけどね 「はかま」っていうんだそうですよ
そこで ひみつ というので はながさいて めばなにおばなのかふんが つくと、
どんぐりのあかちゃんが そだちはじめるよ
ひみつというのがいいですね
そうかいてあります。
そうなんですね
うちの２本の木は それぞれめばなだけか おばなだけなんですね
その２本の木が 驚くほど 背が高くなって
鳥がきたりします
ここらへんに ドングリの実をばらまいたのは 私ですが
まるで 双子のように すくすくのびて
でもドングリの実がなったとして
りすや くまが やってきたとしたら
それも どうかなぁ りすはなんとかいけそうだけど
ドングリの実は かじったことがありますけど
とてもしぶいですよ にがいっていうか
ドングリころころ ドングリこ お池にはまってさあ大変
どじょうが出てきてこんにちわ ぼっちゃん いっしょにあそびましょ
《 2017.09.14 Thu _ エッセー 》