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ピカソとその周辺 おわりに

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「ピカソとその周辺」フエルナンド・オリヴィエ著 佐藤義詮訳

訳者 佐藤義詮さんの「あとがき」によりますと著者オリヴィエは格別教養のある女性ではなく、パリの造花屋の娘だとあります。偶然スペインから出てきたピカソと知り、数年間同棲しながら、ピカソの知己と交遊する状を書き綴ったものである。
 当時、すなわち1900年からこの著述の終わる1914年間の間はパリ画壇にめざましい新芸術運動が起こり、詩・文壇の動きもこれにからんで、まことにすばらしい時代であった。とあります。
この訳はほとんど故折田学君に負うところのものである そう書いてあります。
佐藤義詮さんは 折田君は出版の面倒は自分がみるが、この原稿と原著は置いていくから目を通した上で君の名前で出せというのである。と書いています。
残念ながら折田さんは この出版を見ることなく亡くなってしまったんですね。
約束を 彼が 亡くなってから 佐藤さんは 出版を果たされたという訳ですね。
しかしこの二人がいなければ こうしてこの本に出会うこともなかったんですね。
そして東京で偶然出会った 佐藤義詮さんのお孫さんのおかげで こうして私の許に本が届いたというわけです。 とてもいいつながりでした。
何年も前のことですが。 252ページの本ですが ぼろぼろになりました。少しずつしか打てないので ずいぶん日にちがかかってしまいました。
この本を読んだせいか 私は ピカソの数ある女性の中で オリヴィエが一番好きです。
《 2017.08.25 Fri  _  1ぺーじ 》