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生きることは

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「生きるとは自分の物語を作ること」考える 新潮社 2008

「死」への思い、「個」への執着

小川 結局「人間はどうして死ぬのか」とか「死んだらどうなるんだろう」という恐怖が、物語を生み出しているということでしょうか。
河合 もう絶対にそうですね。
小川 それを繰返し問いかけ続けて、今に至っている。
河合 かっては死ぬってことが人生の一番の大問題やった。さっき言ったように、死んでからの方がよっぽど長いですから、物語の焦点はほとんど死後の世界に絞られた。ところが最近は、「生きてる間も結構おもろいよ」となってきた。そこまではいいんですが、みな生きる方にちょっと心を奪われすぎて、死ぬことを忘れているから変なことが起こってくる。両方要るのにね。
小川 男と女が愛し合って関係を持つということでも、今はものすごく軽くなっていますけれど、光源氏の時代には、妊娠して出産して、それはもしかしたら死に繋がるかも知れないという緊張感があった。
河合 そうです。これは推察ですけど、あの頃の男女の肉体関係というのは、恐らく死に接近してたんじゃないかと。
小川 死とエロスとが、観念的ではなく、現実の問題として背中合わせにあった、ということですね。

***

「生きる方にちょっと心を奪われすぎて、死ぬことを忘れているから変なことが起こってくる」
そうなんですね。自分の親が死んでも 兄弟が死んでも 自分はだから次に死ぬとは思わないから 不思議といえば不思議です。
「人間はどうして死ぬのか」「死んだらどうなるんだろう」
こういうことだって あまりまともに考えていません。
昔の人は寿命も短かったろうし 考えたのかなあ。
考えんとこ こわーなるから。これがいかんのやね。


ちび恐竜・のりこです。
今首が長くて 尻尾も長い シュノサウルスがこれは植物を食べていたんですが
肉食恐竜を追い払う想像図を見ているところです。
このサウルスは 逃げ足はどうだったんですかねえ。こんな重たそうな体じゃね。
それにバランス悪そう。その恐竜の前にいるのは かめ。
恐竜の図鑑を見てますとね 「死」はすぐそばにあるんです。どんなして死なずにすむか
ゆっくりしている絵なんて ないような気がするなあ。 草を食べてるときが おだやかなかんじかな。肉食獣は 昼寝ぐらいしたのかしら。かめは逃げるのも遅いけど 水にはいれば泳げたかも。

そう考えると 進化は 体でするっていうわけですか?
人間は 道具を使うようになり それを 進化させてる。武器なんてすごい。
恐竜は「するどい刺が背中に必要なんだよ」と思い続けることで 刺が出てきた?
その計画は どこで生まれ 体現されたのかしら。
そういうことを考えていると そのながいながい歴史を 
あっ きょうはこれまで
だって おもちゃ恐竜とかめを箱の上に置いただけの話ですからね。 

《 2017.08.24 Thu  _  1ぺーじ 》