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ピカソとその周辺

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「ピカソとその周辺」フエルナンド・オリヴィエ著 佐藤義詮訳

仕事
 
 マリー・ローランサンの芸術は変化していた。1880年代の流行服の石版画が確かに幾分助けとなっていた。彼女はその頃若くて、貴族的なドイツ人画家と結婚した。この夫君の方ももともと才能はあったのだが、確かに細君の後光に眼をくらまされて、自らを盛りたてていくことができなかった。男爵夫人マリー・ローランサンは、、「男爵」を自分の影でおおってしまったのである。
 ピカソは、やはりクリシー大通りの画室に閉じ籠って、誰であれ彼の邪魔をすることを禁じ、その神聖な扉を強いて開けようとする不謹慎な訪問者があると、激怒したものだ。
 彼は休みなしに仕事をつづけ、日没になってはじめて画室から出てきた。火急の用事で日中の時間をつぶされると機嫌が悪かった。彼が満足しているためには、自ら創り出したあの特殊な雰囲気の中に浸っていなければならなかったようだった。彼が幸福であるためには、と私が言わないのは、彼が本当に幸福だったとは考えられないからである。

***

マリー・ローランサンはドイツの画家と結婚していたのですね。
しかし彼の才能は 彼女の影にかくれてしまいました。
ピカソは画室に閉じ籠って 日没まで出て来なかった。
おりゔぃえはそれがこうふくにはみえなかったと書いていますが。

オリヴィエとピカソこの間のテレビで見つけました。
わーかみなりや!ばいばい
《 2017.08.18 Fri  _  1ぺーじ 》