「ピカソとその周辺」フエルナンド・オリヴィエ著 佐藤義詮訳
ドランのアトリエ開き
ドランは「レ・フューザン」を去って、前にデュノワイエ・ド・スゴンザックが住んでいたボナパルト街13番地のアトリエに移った。このアトリエ開きの祝いは独特のものだった。
私たちはドランの家で、よく食べ、大いに飲んだ。ピカソ、アポリネール、マリー・ローランサン、あまりよく覚えていないが、多分マックス・ジャコブが一緒だった。その晩マリーは「酔っぱらって」しまって、一晩中カンブローヌのお株を奪って、同じ言葉を繰り返していた。そして合間には、彼女の母親のような気持ちの良い声で可愛らしく、昔の小唄を歌った。
この憂さ多き世の中じゃ
くり返し
恋に焦がれるほかはない
栗色もよし、金髪も....
あるいは、
行者がある日、さまよい出でて
あるいはまた、「裏切者ビロンの歌」を。
私たちはみんなで一緒にドランの家から出てきたので、静かなボナパルト街は時ならぬ騒がしさだった。
ドランが力の強いのを見せるために、デ・ザール橋の小階段の欄干を折り曲げてしまったのを覚えている。私たちは、午前三時頃中央市場の近くにたどり着いた。そこまで来ると、みんな体の具合が悪くなった。ドランと彼の妻が喧嘩を始めた。私たちは二人を残して帰ったが、翌日になって彼らが話したところによると、「警官に対する暴行」の罪で、彼らの区の警察署に連行されたそうである。
その結果は、軽い違警罪ということですんだ。
しかし、こうしたことも、前よりも一層存在理由になっていた仕事を、ほんのちょっとしか中止はしなかった。
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かみなりがなりそうなので みなさん 勝手に読んで下さい。
「ドランが力の強いのを見せるために、デ・ザール橋の小階段の欄干を折り曲げてしまったのを覚えている」なんちゅうやっちゃ。でもあのドランなら酔っぱらって やりそうですね。
この間、ピカソのことテレビでやってまして 何度も見ました。とても面白いのです。 ピカソは女関係も多かったですが あの作品の魅力とたくさんの作品には驚きました。
この蒸し暑さはどー もう書けません はい。
なんか。
ヴラマンク 前に出てきましたね。ドランはこんなかおだったんですね。
いずれまた