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生きるとは

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「生きるとは自分の物語を作ること」 考える 新潮社 2008

河合隼雄 小川洋子 対談 つづき

原罪と物語の誕生

小川 たとえば、古代ギリシャ人が、太陽は、四頭立ての馬車に乗ってやってくる英雄だ、というふうな素晴らしい物語を作るって言うのもそうですね。太陽が何億光年先にあって、直径何メートルでという現実よりも、四頭立ての馬車に乗った英雄として見た方が、受け入れやすい。そして、その言語化された物語が、日本では世界の文学史の中でもいち早く誕生したというのは、誇らしいです。
河合 「源氏物語」ですか。
小川 ええ。

多神教の日本に生まれた『源氏物語』

河合 『源氏物語』は個人が書いた物語ですね。僕の考えでは、一神教では神の力があまりに強いから、人間は神の創りたもうた物語を生きるんですよ。
小川 神様が、人間が生きていくための物語を、あらかじめ書いて下さっているということですね。
河合 そうそう、人間のくせに物語をいじったりしたらいかんわけです。キリスト教なら聖書があるわけだから、それ以外の物語を作ってはいけない。初期の頃の修道院で、修道女の人たちが、面白い夢を見ると書き残したり、物語を作ろうとしていたらしい。ところがみんな潰されているんです。当時の考えだと、瀆神的(とくしんてき 神の神聖を傷つけること)となるわけです。

***

ひとつの神様を信じていますと 人間が物語を作ろうとしたりすると 瀆神的(難しい字ですねえ)になったりしたんですね。昔の話ですよね。 そうすると『源氏物語』というのは 1000年も昔の話らしいですけど 人のそれも恋の かなり自由な恋の話ですよね。その 昔の話ですけど 日本も祀り事とか案外堅苦しいものが あったと思うんですけど 案外のところで。 あれじゃないですか それはやはり宗教に関係があるんですかやはり。でも神聖な岩や木に 失礼なことをすると ばちがあたるといって こわがりますよね。恋の話が アダムとイヴの話にいくと これはやばいんですかね。ま よくわかりません。


おぼん・のりこです(なんでもくっつけるなよ)
そうか きのうは 何人かの親族が 来ましたよ
で テーブルの上に いただいたきゅうりやなす おくらなどを かごに入れて
おきました
そのなかの べいなすです

きょうの戦争の話は 「インパール作戦」でした。
中国からインドにむかってすごい距離 歩くんですね。
3カ月で その作戦を終了しなければならないから 3カ月分だけの食糧持って。
その作戦が 無謀だと言った上層部の人たちもいたのに 「こしぬけめ」というわけで 
そういう人たちは 左遷されました。
あのころの そんな空気って 武士とか時代もんドラマを見てると 勇敢だとか根性だとか そういう言葉につながっていますね。でも時代劇の時には そう 作戦だとか 戦いがうまいだとかになってますね。これ なんですかね。
あの時代だったから そうなんですかね。

でも第二次世界大戦の 戦後では 指揮した人は同じ日本人にも ぼろくそに言われて これどうなんですかね。 
だからって あの作戦で たくさんの兵隊が 餓死したり 親族だったら 文句の一つも言いたいですよね。 作戦はやめにした っていったって 引き返す時の方が 多くの兵隊が 死んでしまったらしいですね。 
戦争は 日本人どうしでも うまくいかなかったことが こうして時代をへてわかってきますと 戦争というものは 食べ物がなくなったり 人にやさしくできないものなんだとあらためて思います。
どこの国の人でも 戦争となると 怖い人になる。 このちがいがわかるまで けっこう年月かかりますよね。
だから 戦争はやめてくださいね。
つい 熱くかたってしまいましたが 老人は 私のことですが すぐ忘れますよ。

べいなす ちょっとおたがいやさしそうでしょ。


 


《 2017.08.16 Wed  _  1ぺーじ 》