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暑い夏にクール

考えながら色を乗せ 形を成す人

河合隼雄 小川洋子 対談を読んでいるうちに

「一流の選手ほど 選択技をたくさん持っていて その中からパッと
最善の方法を選ぶ」「われわれの仕事とスポーツはそういうところが一緒ですね」
この言葉が印象的でしたが そういうところのある 絵はあるんだろうか
そう考えてみると クレーやミロやセザンヌ このような画家たちは 
物を置く 配置距離 色を乗せる場所などを 意識的に考えながら 
筆を走らせてたのかいなあ
そう思ったりして

それを私も しないではなかったけど もっと意識して 頭を使ってやってたら
どんなもんだったでっしゃろ? 
私は 表現は そんなに頭を使っちゃいけないと
思い込んでたような気がするんですよ
無邪気に 自由に 個性的に などと思っていましたが 
それは クールじゃないんじゃない? 
なんていまごろになって 

景色を描くとか 自画像だとかは 見るという 「やりがい」があるんですが
俗にいう 抽象画はまた 考えることを 楽しむ 「やりがい」なんじゃないかと

ゆっくりゆっくり色などを置いてみる
将棋をする人みたいに 
残念だけど 「考えながら」の ところが 私の場合 うすくなってますがね

「クレーと同じことをやっても」
そう思うんじゃなくて
「考える」

《 2017.07.27 Thu  _  ちまたの芸術論 》