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一人舞台

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ブロンテ姉妹 中岡洋 NHK

家庭教師 試練の日々

自立への試み

 第2回の時代背景でお話ししたように、ブロンテが生きていたヴィクトリア朝時代において結婚は女性の唯一のゴールであった。しかし結婚をすることができない女性は父親、あるいは兄弟に頼る以外なかった。ただ、経済的に貧しく働かざるを得ない知的な女性たちに許されていた職業が唯一、家庭教師であった。
 戦争と移民によって人口の男女比がバランスを失い、結婚出来ない女性が増えていくなかで、知的プライドはもちながら、現実に貧困な生活を強いられていたインテリ女性は、どんな悪条件でも受け容れて就職せざるをえず、屈辱を忍んで無知で非情な雇い主の横暴に虐げられていた。
 ブロンテ姉妹の家庭教師時代について語ることは、彼女たちの青春期前期をすべて語ることになる。ブロンテ家の子どもたちは、「希望の星」だったブランウェルも含めて、みんな他人の家に住み込んで手に負えない子どもを教える苦労を経験したのである。

***

シャーロット・ブロンテの『ジェーン・エア』は 家庭教師の話でしたね。
学校を出て強要を身につけた女性の 許されていた仕事が 家庭教師だったんですね。


さてと(案外 あっさりと1ページはおえてしまいましたが) つづきをお楽しみに。
上の作品は 部屋のなかの一場面です。
アトリエは 少しずつ姿を変え どの場所をとっても 表現の舞台となりました。
こうして見てみると そう思うのですが。

若い頃から どうしたら そういう舞台を作って 人に見せることが出来るかな
そう思っていましたよ。 そこは人の集まるバーだったり そこに自分の絵などが並んでる。
でも その思いは1時間ももたないのです。 人をもてなしたり 話を聞いたり それが
苦手なことの一つだからです。

それでもこりずに よく そんなことを想像したものです。

で 予行演習から始めようというので こういうことが始まったんですが 
それは
「一人舞台」
そのうち予行演習は NEKO美術館になり こうして 「お客さん いっらっしゃいませ」と
そうなりました。




《 2017.07.13 Thu  _  ぷれいんぐルーム 》