こどもはこう見ていた 1994 NEKO美術館発
かぶやひめ
#は 着物には これなんですかねえ
よくRという子供はこういう模様にしていますね
なにか きものはこうだという 思いこみがあるんですかね
竹から生まれた かぐやひめ かぶやひめとなっていますぜ
たしか 高畑勲さんでしたっけ かぐやひめのおはなしがありましたよね
アニメです
これを見ていたら どういう絵になってたんですかね
竹 これって いざ描くとなると むずかしいんですよ
大阪に住んでいる時 むかえが 竹やぶだったんです
風が吹いている時 葉っぱが波打って 描いてみたいと思うほどだったので
描いてみたんです
日本画では竹は墨で 描き方が決まっているようで
かぐやひめだって そんな竹のなかから 生まれてくるのは
ちょっと 切る場所は まちがえてほしくないですが
サマになっていると思うんです
ところが わたしが見た竹やぶは そのパターンからははずれていました
なんの話でしたっけ?
おでこにふたつまるがついてます
で この絵は このシーンで あっさりひきあげているところが おもしろいですね
そうか このお話は 勇敢でもなく なかまを引き連れて気持ちよくなってる
そういうのでもない
このかぐや姫というお話は こどもからすれば 不思議なつかみどころのない
お話なのかも
高畑勲さんは このお話をどうしてアニメにしようと思われたんですか?