「けったいなアメリカ人」 米谷ふみ子 集英社
ミラー、メイラー会談傍聴記 つづき
メイラー 「僕はまだ若いのでね。ヘンリー位の年になれば同じように考えるだろうね」
ミラー 「ソール・ベロウ(1976年に受賞)がね、どうして自分の代わりにヘンリーにやれへんかったんやろと言うてたそうです」
ディック 「ところでお二人は何回結婚なさいましたか?」
メイラー 「結婚という意味をどうとるかということなんだ。正式に結婚したからと言っても上手くいっていないことがあるし、ちょっと一緒に住んだだけでも、とてもよく行っていたってこともあるので、何回結婚したなんて言えないと思う」
ミラー 「僕も同感です」
ディック 「では合法的に結婚したのは何回?」
メイラー 「合法的には今で四回」
ミラー 「君も大分追いついて来たな。僕は五回や」
***
「君も大分追いついて来たな」
合法的結婚が5回のミラーが4回のメイラーに言います。
これ ノーベル賞にさしさわりがありますかね。
「どういう別れ方をしたんですか?」なんてこと 聞いてみたかったりして。
「男と女だったら どっちがこういう話をしますか」とか。
ミラーもメイラーも こんな質問にのってくるかなあ。
*
さてこれをみますと 「重箱まだ持ってるかなあ」と自分に聞いてみたくなります。
かって 「重箱は趣のある額である」なんてこと 自分は言ってましたねえ。
その はげかかったところとか 小さな絵を入れてよし こんなものをいれてよし
そんな空間が 好きでしたねえ。
フリーマーケットに通っていた頃(学校かい?)
古い物が おしげもなくありました。 いやもっとまえのゴミ拾いのときは
もっとすごかったんです。
古いものは あたらしいものではありません で どっちにしても 捨てる人あり
拾う人ありです このあたりまえのことが。
途中でとめました あたりまえのことを 熱く語ろうとしていることに。
また途中でとめました。
いいかげんにせな。