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いっぱいのこと
ゆうやけもとびちる NEKO美術館発
そこにはベンチがあってね
２人の老人夫婦が こしかけてるんです
向こうに見えるのはニューヨークのビルですか
それがよるになると あかりがともるんです
そのビルと老人夫婦の間には 海があったかな
そういうことをカーテンの間で
人形劇のように やっているのを
テレビの日曜美術館でみたんです
「あー 自分もやらなきゃ。構想はすでにあったんだから
だけど あの映画あの１シーンのようなまとめかたは
よく 考えなきゃ できないな」
「あの語り部も いいよなあ 自分も そのために 落ち着いて喋る
練習をしてたんだよなあ でも もう無理かなあ」
などと カーテンをあけたりしめたり
そしてしめてしまうのです
人は いっぱいのことができると 本当に 思えるときが
ありませんか？
《 2017.06.11 Sun _ え 》