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歯茎塩

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「?  」  NEKO美術館発 1991

1565年に描かれた ブルーゲルの 猟師たちが猟犬とうなだれるように丘をくだっている絵。雪があり空は暗い。からすも見える。中世の暗い時代を反映しているような絵だと受け止めている 日曜美術館の番組での話でした。
この展覧会の目玉は ブリューゲルの「バベルの塔」。 
大友克洋さんは その絵から塔のなかはどうなっているのだろうと想像して描いています。 それには 段階があって はじめはバベルの塔での働いている人の様子やその人たちが仕事を終えて帰る家まであります。そこには家族もいるかもしれません。その絵は 漫画家の大友さんさんだから そういう風に描けるのだな そう思いました。
私は絵描きと漫画家はこんなふうにちがうんだと 勝手に思いました。
たとえば ブリューゲルの絵はひとつの絵 まんがはどこまでもわたしにわかりやすく 私がその絵を空想させるお手伝いをしてくれます。 私は一つ一つの箇所をゆびさしてみるでしょう。だからまんがは 自分に合っているなぁと勝手に思うんです。

で はなしは元に戻りますが あの猟師のいる冬の光景には もうひとつの光景があります。 それは丘をおりたところにあります。 そこにはこどもたちが遊んではいませんでしたか。
日曜美術館では「人間的な所と非人間的な所」という話が出てきていましたよね 
450年前のこの絵には たしかに猟師の (なぜうなだれているのかしら?) たとえばせっかく獲物をとっても その土地の領主かなんんかに 渡さなければならないのかもしれないし それはわかりませんが でもいまの私たちにもあるように うなだれるようなことがあっても 一方では赤ん坊がスヤスヤ寝息をたて こどもたちは遊び おかみさんは買い物に行っている。 
ブルーゲルって一枚の絵の中に いろんな場面を描いたり 想像の生きものを それも人間とミックスしたような奇妙な そんな画家だと思ってたんだけど もしかして ものごっつう 哲学してたんちゃう?  
そういうことが むかしからずっと あるのだということを 私はこの絵から想像しましたよ。

NEKO美術館のお客様のみをぎさんは この展覧会のことをとても楽しみになさっているようでしたよね。 前に書かなかったですか。 さすがみをぎさんらしい。 日本の推理小説がお好きだったですよね。忘れっぽい私ですから 確かなことは言えませんが。 どこかブリューゲルの絵は推理小説で それを解き明かそうとしているのが大友さん。 みをぎさんは あの「かも」を最後にくっつけてる人。 勝手にきめてるのがわたし。

ところで この緻密な絵やまんがのまえでなんなんですが 上の絵は 私の作品ですがな。
推理しておくれやっしゃー。 ふむ 
きょうは60代で歯槽膿漏になって歯をぬいてしまった母の日記を読んでいて 私は 塩で 歯ぐきまっさーじですわ。 この世の中はいつどかーんとぶっつぶれてしまうかもしれないんですよね。 案外なところだったり 予想はなにもかも 風のなか。
そんななかで わたしは母の日記を読み 歯茎塩マッサージをやっています。
《 2017.05.28 Sun  _   》