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役に立たない話

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1982年  NEKO美術館発

私たち一家は4回 引っ越ししました。
私は 住みはじめるとずっとそこでいたいと思うほうです。ですから夫についてきた
そんな感じです。 それでもいったん新しい所につくと 手前で散々迷ったせいか きもちがきりかわっています。そのころのことを 読んでみます。

ー「晴れか よかったな」
近頃は雨の日をさけたくてしょうがない。
6カ月や3歳や8歳や10歳のこどもをかかえていると 雨の日は本当にしんどい。
でもここにきてよかったなと思う。稲穂がつきはじめると ここでの発見がある。
稲穂は金色をしてる。こうなるとすずめも人も必死なんだなぁ。カカシが立ってて
赤と銀に光るテープ まるいものがはしからはしまでひっぱってある。風であっちむいたり こっちむいたりしてる。
どーんどーんとピストルのような音がする。米を食べるすずめたちをこの音で「おどし」てるらしい。乳母車の6カ月の息子も私もその音を聞くとどきっとする。「やられた!」とわたしはたおれるまねをする。なんだか活気がある。
水 空 すぐ近くに走る電車 3歳の子が「でんちゃバイバイ」という。ー

日記のなかでは とても平和です。今や未来はどうなるかわからないのに すぎたことは
動くことはないですね。

それでも いろんなことがありました。どうにもならないこととか。そこんところをしんぼうしてたりすると 「地に足着いてるなぁ」とかえってホッとする事もありました。あまりいいことがあると そんなはずはないとそのまま喜べない自分もいたりして。

そして つらいときは 高木護さんの本なんかを「これがないとだめなんだ」なんて取り出して来たりして。 前向きな元気な話でも 「がばいばあちゃん」(島田洋七著 その頃出てたかなぁ)みたいなのがよかったなぁ。なんせ2冊とも経験した事のないようなくらしぶり。そのうえ どこかたしかで。そしておもしろいから笑ってしまう。

なんの話でしたっけ?
その点わたしは 結婚してから「結婚できたー」という驚きと自信この日記でも 前向きです。 こんなん人によっては読んでられへんかもしれません。
環境設定は あんがい大変で 影もあるはずなのに 前向き。これおかしいといえばおかしんですけど 人はそれぞれ優先順位があって わたしはとにかく「結婚できた」がなにをさしおいても1番やったんでしょうね。 しかし暑いわー。頭のためにもそろそろおしまいにセントルイス(古い!)

上の写真はね とってつけたような 自然

さいならさいなら  


 
《 2016.07.27 Wed  _  わたしでいいですか 》