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リスナーの皆様

スキャン2249.jpegはやいかわお先生と考える6歳Rの「母の日」おけるこの絵についてのお話



みなさま こんにちは はやいかわおでございます。きょうは雨の中 わざわざNEKO美術館までおこしいただいて まことにありがとうございます。

さて この雨の中カッコウがまたもや軽ろやかにないておりますが 鳥というのは不思議なもんですね。
もずの巣に勝手に卵を産んだカッコウですが これは人間からすれば横着と言いますか そのような感じですが みなさん こういう生きものの世界では 理由なきできごとはございません。だからわれわれは「これはいったいどういうことだろうか」と考えてみる事も大事なんですね。人の話も とくに学者やお年寄りがいったいこれをどうみているのか 皆さんといっしょに考えてみましょう。

しかし今は 6歳のRくんの話ですので カッコウのはなしはいずれまたすることにしまして はっ!これはちょっと小耳に挟んだ事ですので カッコウについて今少し 申し上げますと この鳥は ワシとか鷹の部類に属するそうですね。もずは自分の産んだ卵をこのカッコウの卵がもずのよりはやく「ふか」するので どうやらじゃまだといわんばかりに巣からモズの卵を蹴落としてしまうらしいのですね。これはいったいどういうことなんでしょうね。かわいそうに。しかしまたモズの巣をねらう鷹とかがおりますが 一羽そのような(一羽ですむのでしょうか)大きな鳥がその巣におりますと 鷹などが警戒して近寄らないこともある などと言う説もございます。これですね 理由らしき事があるとすれば。

またもや横道にそれてしまいますが このようにして6歳のRくんに近づいて行くという方法も また一つの方法としてよろしいかということなんですが 警戒を最初からしていないRくんは この絵についてこのように話してくれました。
じつはRくんのお母さんというのは サングラスをフリマで お店で 一時 買い倒していたそうです。それはどういう事かともうしますと このお母さんは 「目のまどはサングラスである」ということをよくおっしゃっているんですねぇ。車の運転もされますが 免許を取られる前は 自転車が友でした。足が地にしっかりつく「ままちゃり」というかなり古い機種ですが。これで どこにでも行っておられました。そのときに 何が疲れるかといって それは「太陽がまぶしい」のその一言につきたそうです。

こういうところからサングラス集めと使用が始まった訳ですので 6歳のRくんはお母さんがふだんサングラスをしているのは あやしいともなんとも思わなかったんですね。
6歳の子供が 事実を歪めてお母さんを描くちゅうような事はありえないわけでありまして つまりそういうことなんです。
次にこのお母さんは なにやら鉄砲のようなものをもって かたつむりをねらっておりますねぇ。これはいったいどういうことなんでしょう。今は31歳のRさんは これはいわばおしゃれなお母さんの「ちょっとすましたいでたち」といいますか 「かっこつけているのかもしれませんね」とおっしゃっています。
このおしゃれは(かっこつけもふくめまして)Rさんにも移っていまして それは 何ともうしましょうか とっかえひっかえ ひまさえあれば服のコーディネイトやっておられます。
まちがいなくすでに6歳の時におかあさんの遺伝子は育ち始めていたという事なんですね。

リスナーの皆様 お忙しいなか わたくしの話をお聞きいただきましたことを まことに感謝致します。
ファッションの世界は実は そこに「はまった人」にとっては 緊張であり 喜びであり 落胆であり 至福の時間だという事を感じずにはおれませんねぇ。これを一言にいってしまおうとすると無理がありますねぇ。 これは心理学におきましては 本人にとっては一言では言い表せないことであり 相手によってはまことに不思議なことなんですねぇ。  

《 2016.06.13 Mon  _  ペラ本 》