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「うせん」さん
「うせん」さんの木彫
この木彫のふくろうをみたとき なんかまばゆいくらいでした
そうそう おもいだしました「おおぬまうせん」さんです
なんどか 夫もわたしも会っています
橋の上で ひとりで スケッチをしていたりね
若いのに 歯がぬけて そのすきまを見るだけで
こっけいだったな
とても小さい人
亡くなって何年になるのかな
この人天才よ そういうひともいましたよ
残された作品は いっぱい
すんでた家が こわされるとき 知りあいの人が
いそいで かきあつめたんだって
スケッチとか 木彫とか やきものとか
でね ２つ買ったの
そのひとつ
そのときのひかりは やわらかで うつくしかった
でね わたしの机の 左横においているんだけど
もう ひかってないの
目は少しだけあいてる
こんなにざらざらしてたかなぁ
わたしの側で
「なんだかなぁ」と思ってるような
つまりなんだな
「きみは まだまだなんだよ」
そういってるみたい
でね だから うせんさんのふくろうが
やさしく ひかるまで
がんばってみます まえむきにね
大丈夫かなぁ
きのうの日曜美術館でね
「円空」の木喰やってたね（字あってる？）
《 2016.06.13 Mon _ これくしょん 》