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カント

スキャン2119.jpeg世界の美術「ピカソ」
河出書房
1963
植村鷹千代
続きです

 ピカソとシュルレアリスムの場合も、多角的な接点を表現したようにうけとれる。ピカソは1926年頃から、じぶんが発明したキュビスムの技法を自在に活用しながら、今までとはちがって心的な表現内容をもつ独自のスタイルの作品を多数制作し始めているが、これは明らかにシュルレアリスムの影響であろう。だが、スタイルは一目みてピカソの作とわかる独自なものであって、キュビスムの開拓とキュービックなシュルレアリスムの開拓が、ピカソ芸術の圧巻であることを想わせるに十分な業績である。その制作は絵画だけではなくエッチングにも現れるし、異色ある彫刻作品にも現れている。この期間には無数の作品があって、グロテスクなもの、エロティックなもの、奇怪なもの等々きわめて多様であるが、絵画では<肘掛け椅子による女>(1927年)、<坐せる女>(1927年)、<坐せる水浴者>(199年)、<アクロバット>(1930年)、<黒い長椅子の裸婦>(1932年)、<女の頭>(1928年、油と砂)、<走るミノトール>(1928年)、彫刻では<雄鶏>(1932年?)や牛の頭など、多数のユニークな作品がある。

***

いやあ もうピカソはなんだかくたびれてきました。だってこの作品だってどうです 喜劇その1って感じで...。わたしは若い頃 ピカソの絵はいけると思っていましたし こんなふうに決められた位置から口だって目だってどこに移動してもいいし できるだけ だれもおかないところにおいてみようとか 袋一つつくるのでも そうやったものです。「なんで こんなところに こうなるの?」と言われましたね(笑い)
でも芸術論は背後になかったので こういうところを読ませてもらうと 芸術論の一つも言ってから こういうややこしい 奇抜なことをやらんと あかんねんなぁと思いましたね。 キュビスムだってシュルレアリスムだって しかしもうわかりたくないです。
そう言ってしまいたいなぁ(笑)いかんいかん!
芸術ってそんなに大変なことなんやから。
わたしはピカソをはじめゴッホやルノワールやいろんな画家たちに影響受けては 描いてたんやなあと思う。それはわたしにはとても元気の出ることであり 夢のあることだった。
だけど そういう画家たちは 自らの目的や芸術論や言い分がしっかり評論家によって
固められていた。それは本人にとっては ちがうばあいもあったろうけど。
そして画家たちは 晩年まで 表現し続けた。 それすごいなあと思う。

わたしも こうして かかわってはいたいと思うけど こんなかかわりかたになってる。
それまで芸術論ぬきに ずっと 描いてたんやから ちょっとそれやっとカントね(笑)
カントちゃうねんから。しかし勉強みたいで大変よ。シュルレアリスム 発音するだけでも大変やわ

さいならさいなら





《 2016.04.15 Fri  _  1ぺーじ 》