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ちんちくりん

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ざぶとんの話を1995年7月にしたいと思います。
このもののあふれた日本にいて、まあ こいつだけは 
予想をはずれて ものすごく 役に立って わたしをたすけてくれるという
ものがあります。
こんなもの いらないから すてちまおう と 思っているようなものです。
まるで クイズですが それが さいしょに書きました 
ざぶとん なんです。
みかけは ちんちくりんで けったいな これがざぶとんといえるか
というような しろものなんですね
しかし これがゴミ行きに なりそうで ならなかったのは
ちんちくりんを つくったのが こんわたしで
布があまってるし なぜ このざぶとんを つくらなくてはならなかったのか
それはいまだに 不明なんです
このてのことは わたしはよくやるので
いいのです
わたしは近くのスーパーに 買い物に行きます
車の免許を取って 何年も立ちますが
この自転車の さわやかさには まいっております
少々くもったときでも 自転車です
いきはよいよい 帰りは雨
こんなときわたしは スーパーから出ますと そのざぶとんを 必ず
買い物のうえにのせます
かさばらず おっても たたんでも 文句を言わない
今 ざーっとふってきた雨の中 買い物から帰ってきて
「こんなざぶとんのこと 書いとかなきゃ」
と いやに まじめに しんみりと
感謝してしまったのです。

***

今は2015年です。さてその自転車はありません
さて そのざぶとんは どんなものだったのか
いっこうに思い出せません。


《 2015.10.07 Wed  _  エッセー 》