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かたつむりとさかなです

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作品

このごろクレーやピカソやスウラーなど すごい芸術家の話を打つので 自分の作品が笑い話のようになってしまいました。

話は変わりますが まえにさがしていた 『DUTY』ボブ・グリーン わが父、そして原爆を落とした男の物語 光文社 2001年 が出てきました。
エノラゲイに乗ってた兵士はポール・ティベッツ 発音がむずかしかったのをおぼえていました。
この本を開けてみると 最初に読んだ時とは 自分がずいぶん違っていることに気づきました。 読む元気がないのです。小鳥の声や 虫の音のように おだやかには読めないでしょう。あたりまえですが。
私は戦後生まれで しかし親たちは戦争を経験しました。戦争そのものを考えると とても息苦しくて もう一度読むことができないと そっととじました。不安をかき立てるものは いろいろあると思いますが 私は2001年頃には この本をしっかり読めたのです。日本人もアメリカ人も 戦争にはいってしまうと もうそれは殺し合いなのだと なかなか止められない おそろしいことなのだと 思ったことでしたが。今この本で私が開いたところは ポールさんが子どものやさしいお父さんのところでした。

うちの父は戦火で家も大事なサボテンも燃えてしまったとなげき、母は家族が死なずにすんだだけでもよかったのに お父ちゃんは! と 言ったそうです。 
今年は戦後70年ですか 自由にものが言えないあの時代 自由を求め続ける私は あのお父ちゃんのように ぼやくやろな。 あかんあかん 今は不安でかなわんのやから。 

あっ カタツムリの絵と布で作った魚です。
 

《 2015.09.01 Tue  _  オブジェ 》