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1ぺーじ

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『印象派時代』福島繁太郎著 光文社 昭和18年の続きです。


シャニックとスウラー

 エコール・ド・パリはアンデパンダンに出発したといっていいくらいである。
 話を再びシャニックに戻そう。シャニックはその後「ドラクロアよりネオ・アンプレショニズム」という本を書いて、明瞭にその立場を説明した。
 彼の見解に従えば「印象主義はいくつかの真理を嗅ぎつけているが、表現の方法が非科学的で、直観や感激の画にまかして満足していた」。そして表現方法が非科学的で本能的であることによりすべての混乱が起こったものとなし、「倫理的に分析してこれらの法則よりすべての混乱を排除するのがネオ・印象主義である」とのべ、「この正確な科学的表現方法は、感覚を鈍らせるどころかかえってこれを保持するものである」と主張している。 ネオ・印象主義の「正確な科学的表現方法」とは何か。具体的にいえば諸謂点描法である。

***

「印象主義はいくつかの真理を嗅ぎつけているが、表現の方法が非科学的で、直観や感激の画にまかして満足していた」

嗅ぎ付けていたんだな(笑)この非科学的と科学的の違いは何でしょう。具体的にいえば
「点描」である。 直観や感激より点描は科学的ですか。
それはシャニックやスウラーなんですね。輪郭線もなく ゆうれいみたいでもありますね。
あの点々の中にネオ・印象主義があるんですね。

わたしは 印象派の絵を見て 明るい絵を描こうと思いました。それは科学からのことではなく そんなことははじめから知りませんでした。印象派の絵から感じ取ったイメージだったわけで。スウラーの絵はどこか人形のようで 美しすぎて わたしにはあいませんでした。これが若い頃の感想でした。しかし 突き詰めていくと点の集まりになるのかもというのもわかります。

絵を描く せまりかたはいろいろあるものですね。
しかし 暑いなあ!
シャニックとスウラーのところを読んでいますと 「この暑いのにむずかしいこと言うなよ」とグチの一つも言いたくなります。
夏はね 保冷剤を冷凍庫に入れておいて これをネッカチーフにまいて首にまくんですよ。2つでも3つでもいいんですが。 外で働く人たち 大変だろうなあ。アイスノンチョッキっていうのはどうですか?

さいならさいなら
《 2015.08.01 Sat  _  1ぺーじ 》