NEKO美術館 成瀬憲子

歌手の米良美一さんがこんなこと言ってる

「人の心の襞（ひだ）って、いろいろですよね。僕はいろんな人の心にスッと入って行けるような音楽活動がしたい」

そこで　私はマンガを書く　ずっとまえのマンガ

＊

襞と書いて「ひだ」ってよむんだぁー

ふっ　一段　のぼったかんじ

心の中に　「ひだ」が　ヒダ　ヒダ　ヒダ

あるんだな

入ってみるか

「ひだ」のすきまに　入ってみるか

人それぞれにちがう「ひだすきま」らしいよ

ん・なんだかくすぐったくなってきた

「あなたのひだすきまは　ここらへんですね」なんちゃって

「これはひだすきまじゃなくて　穴よ」なんちゃって

「ところで　君はどーなんだ？ひとびとのひだすきまに入って行けるようなこと　

やっとるのかい？」なんてこと聞かれたらどうしょう

わたし　ひだすきま初心者だから

めったやたら　他人のひだすきまさがしてしまうの

「やめろー！」てなことにもなりかねない

ひだすきまは無理に入っては行けない

考える私

ひだすきまにも「変ひだすきま」がいるにちがいない

かずは少ないだろうけど

つんつん

こうして「変・ひだすきま」は

どうしたの？

どうしましょ

「平和にくらせませんでした」

それおかしいよ

「つんつん　おどりました」

それもおかしいよ

「アウト！」

それじゃあ　いかんのよ

「ひだすきま」ならびに「変・ひだすきま」未完成