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おたより

きょうはみをぎさんのおたよりです。2014年夏のものです。


 のりこさんのこの絵はすごくいいですね。淡々としていて、温かいですよね。
色の数が少ないし、デティール主義ではナイんですよね。"達者"というところがナイのがいいのかも? 達者は隠しても、やはり達者で、職人さんに近くなってしまうのですよね。
 書もそうなんですよ。
 達者な人が、それを隠して、素朴風に書いても、やはり、本当の素朴にはなれないのです。上手とか下手とかとは違う次元で、心の問題かもですね。今は素朴派は流行るみたいですが。須田コクタさんが言ってましたが、アダルトの書とチャイルドの書があるって。

 他の画家と比べるのは失礼なんですが、丸木俊さんってご存知ですか? 埼玉県に丸木美術館があるので、若い頃は時々お会いしてました。 「原爆の図」のような、大きな作品が主ですが、小品とか、スケッチとかには、すごく軽いタッチの "軽妙"って感じの作品があるのです。私は水彩の小品を2つ持ってます。 ブルガリアに行ってスケッチしたもので、アヒルが逃げるのを、農夫が追いかけている絵。 俊さんはデッサンが、すごいです。 原爆の図も、下絵は俊さん、墨を塗るのは位里さんでしたよ。「デッサンは俊のほうが上手いから俊が描く、色をつけるときは、喧嘩になる」と、位里さんがおっしゃってましたよ。 あ、ブルガリアといえば、友だちのお嬢さんが、ブルガリア人と結婚して、パリに住んでます。 この名前がなんて読むのかわからないの。 よく聞いたら、ヤセン・ボデニチャロフさんという人でした。 今年は夫が、日本のレトルトの豆腐を持っていきました。

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みをぎさん2014年のおたよりありがとうございます。
どんな絵だったかなあ、思い出せないのが残念です。みをぎさんのような年上の方にぼやくのはなんなんですが すぐ忘れてしまうのです。きのうのことだって。このおかげで毎日次ぎのところに進めるのかもしれませんが。「アダルトの書とチャイルドの書」「アダルトの絵とチャイルドの絵」しっかりはわかりませんがわかるような気がします。
これについては またいずれということにします。このことについて書いてみたいんですが 書きたいことが上手く書けません。

丸木俊さんの小品 よさそうですね。
位里さんのお母さんですか?素朴な絵を描かれたのは。ここでもとりあげたことがあるのですが その娘さんのもよかったです。しばらく目の前にかざって毎日ながめていました。やっぱりそれは心の問題かなあ。ああいうふうに描きたい人の心。「上手」はけっこうひとことには言えないし 「下手」もひとことでは決められないですね。
こどもがいっしょうけんめい「せまろうとして」チャイルドしてるのと 大人がそんなこどもの領分に入り込むのとでは やっぱりちがいますよね。 私はこどもの絵にほれて 領分に入り込もうとしたことがありましたが あっけなく敗れました(笑)。でもあきらめきれずに ちょんとつついてみたり 「遊んでよ」といってみたりしましたよ。こんな人もいましたよ こどものかっこうをして 虫取り網をもって それから こどもの絵を描くなんて人。でもそんな試みは楽しいんじゃないですかね。あ、こんなはなしですかね上にある「アダルトの絵とチャイルドの絵」は。

ブルガリア人の方の名前 これはなかなかおぼえられませんね。ヤセン・ボデニチャロフ
舌かみそうですね。

みをぎさんの夫どっこいさまは レトルトのお豆腐をもってパリに行かれたんですね。よかったらパリの思い出なども聞かせてほしいです。みをぎさんは何年前に行かれたんですか? 
印象派時代 福島繁太郎著の昭和18年に発行された本を読んでいますが そしてフエルナンド・オリヴィエの「ピカソとその周辺」も読んでいますが(1ぺーじにて)いっぱいの芸術家たちがパリにはいたんですね。
テレビを見ないみをぎさんですが、NHKアーカイブズでやったセザンヌやゴッホ、ルソーなど興味深かったです。

おたよりおまちしてます ゆっくりでいいですから
《 2015.04.26 Sun  _  ちまたの芸術論 》