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『ねこでいいですか』の続きです。
ねこのムラカミ記者の追悼特集です。 こんなこと書くと 何だか寂しくなってしまうなあ。 「ねこの足跡」「人の足跡」たしかこんな言葉ありますよね。 それがね ムラカミ記者は テーブルの下にいっぱいの足跡を残して行ったんですよ。 私の掃除がいき届いていないということでもあるんですがね。 彼は晩年目が見えなかったので テーブルの下の椅子だって 見知らぬジャングルのようだったのかもしれません。 椅子の足にぶつかると しばらくなきつづけるんです。「へんなところに迷い込んだー!」みたいにね。 待てど暮らせど助けが来ないとわかると ぬけ出す方法を考えたらしく 低位位置にもどって ねていました。 「昼寝」という言葉がありますが どんなに働き者のねこでも すぐごろんと寝るのです。 外働きの「のら」たちはどうなんですかねえ。
目の所に手のせて寝る人がいますが ムラカミ記者もそうやってね。 で しばらくするとやわら起き出して来て 飲み食いに行きます。 あれだけ分割してねるのですから めしだって 次に残しておかなくてはね。 私は「ねこ研究家」ではないですけども そう思うんです。 ねこを好きな人はこの究極的な睡眠態度が「あこがれ」なんじゃないでしょうか。
人があんなことやってごらんなさい というかやりにくいですよね。「遠慮というもんがないのか」なんてこといわれそうでね。

「ねこばなし」でまたお逢いしましょう さいならさいなら

《 2015.04.09 Thu  _  エッセー 》