DARUMA×atelier naruse | 2023「mong-mal」と2年目の「Dufy」 | atelier naruse

the an

ある日のハナシのシ

2023.12.06

DARUMA×atelier naruse | 2023「mong-mal」と2年目の「Dufy」

12月。
みなさん、編み物はいかがでしょう。編み物、していますか?
わたしは、ちょうど去年にダルマ糸のマキノさんに教えてもらって、何十年かぶりに編み物をしました。高校時代、好きだった男の子にガタガタのマフラーを編んで渡したことがありました。いま思うと、よくあげたもんだ。とおもうくらいの出来でしたが・・

そんな何十年かぶりに始めた編み物。夢中になったので、これは、はまるのではないか・・!と予感したのですが、ちいさなネックウォーマーを編み上げてからは、手がとまってしまいましたね〜。でもまたはじめたいなあ。
編む時間って、とても幸福感がありました。

ダルマ糸のマキノさんとのコラボでつづけさせてもらっている、「DARUMA×ateliernaruse」のコラボニット企画は、なんとことしで4年目になります。

アトリエナルセでは、自分では編めないんだけど、手編みのニットを着てみたい!という人のために編み職人さんの手によって、ていねいに編んでもらったニットを販売。
そして、ダルマ糸さんのオンラインストアでは、自分で編みたい人のためのキットを販売。という企画になります。

さてさて、ことしはどんなものをつくったのでしょうか。

「beige×turqoise blue(ベイジュ×ターコイズブルー)」

DARUMA×atelier naruse |
GEEK ~mong-mal(モンマル)~ 手編みサイドリボンニットベスト

size. F
着丈(CB)51 (CF)48 / 肩幅(袖先)54 / B105
(※ひとつずつ手編みのため個体差があります)

weight. 500g

Material.
セーター本体 / ウール 56% ポリエステル30%アルパカ14%
リブ / ウール 100%

price. 29,700yen(税込)| 本体価格 27,000 yen

■受注期間:12月8日(金)〜数量限定、なくなり次第終了
■お届け時期:ご注文確定から1〜5日以内

「gray×neon orange(グレイ×ネオンオレンジ)」

ことしは、ベスト。サイドリボンベスト。
名前は、「mong-mal(モンマル)」といいます。韓国語で「かたぐるま」。
社長の早川が名付け親。いい名前!

このリボンサイドベスト、数年前から流行っているアイテムですよね。いやむしろ今年はもうそんなに流行っていないのかもしれない。笑
流行っている年は、おしゃれだなあ。流行っているなあ。と思って横目でちらちらと気になっていましたが、なんだかみんな着ているから、取り入れるのに、ちょっとこっぱずかしさもあって、みてみぬふりをしていたかも。
でも実は、とても気になっていましたよ。アイテムとしてとてもかわいい。

布を2つに折って、あたまをいれる部分だけくりぬいたようなかたちのベスト。
とても原始的なデザイン。どこかの民族が冬になるとさむいから着るようなね。サイズ感もほとんどない。だれでも着れる。そして、なによりとてもあったかそうなアイテムですよね。

垢抜けたおしゃれなデザインのものも、たくさんあると思うのですけどね、ちょっと「違和感」があるものをつくりたかった。せっかくの手編みなのだから、ちょっと手垢ののこるデザインがいいなあ。とおもいました。

編み地は「ガーター編み」。
ぶあつくて、ちょっとやぼったさを感じるガーター編み。
1stサンプルは、あまり肩傾斜もつけずに編んでもらったのだけど、着るとほんものの民族衣装みたいになってしまって、現代では着にくいかもね。笑 と、もうすこし自然な肩傾斜をつけてもうすこし着やすいかたちに整えていきました。
丈は、ややみじかめ。前後差をつけていますが前はけっこう短い。この感じもちょっと垢抜けなくて、いいでしょ。

編んでいる糸は、DARUMAの「GEEK」。2本取りで編んでいます。
この毛糸、形状もちょっとふしぎなつくりで、糸の中に糸がある。という構造。
リリアーン状のポリエステル糸の空洞のなかに、ウールとアルパカを混紡した繊維をつめることで外側にふわふわした毛が飛び出しているという毛糸なんですよね。
2本取りだから厚みもでるけど、糸の形状が特殊だから、軽く仕上がるのだそう。
毛糸自体に個性があるので、編むとその2つの糸が混ざり合って奥行きのある杢調のメランジになる。
毛糸の段階で、編んだらどんな色調になるのだろう。とワクワクしますよね。

「beige×turqoise blue(ベイジュ×ターコイズブルー)」はこちら。
裾の配色は、同じくDARUMAの「メリノスタイル並太」を2本取りでリブ編みにしています。こちらはソリッドですね。ぴりっと引き締まるアクセントになっています。
モデルの花梨ちゃん、かわいく着てくれていました。

できあがったニットを手に、先日マキノさんとわたしでニットの撮影会を兼ねた、取材をさせてもらいました。今回は、我が家の1階です。

ダルマ糸さんのホームページでも、今回のコラボニットについての記事を書いてもらっています。そちらではマキノさんが撮った、わたしが着ている写真が載っています。
反対にある日のハナシのシでは、マキノさんが着ている写真を掲載させてもらうことにしましたよー。よかったら、両方のページを見比べてみてくださいね。→

ピンク色のモンマルを着てもらいました。シャツはアトリエナルセの昔のインディゴリネンスモックだね。インディゴリネンもいい色になって馴染んでます。ピンクとの相性もいいよね。

サイドのリボンは、長めの縄編み。原始的な雰囲気があっていいね。
結ぶ位置や結び方によっても、ニュアンスが変わるので、コーディネイトにあわせてアレンジしてみてください。
それにしても、あったかいぞ〜〜
背中があったかいと、肩の凝りもかるくなるよ。
サイドリボンベストは、横からのスタイルがとてもかわいいです。

ところで、今年はもうひとつ。
昨年発表した、アランセーターの『Dufy』がとても好評で、いまでもお問い合わせがくるほどなんですね。ダルマ糸さんの手編みキットでもとても好評だったようです。
ただ、編むのにとても時間がかかってしまうアランセーターのDufy。
編み職人さんがゆっくりていねいに編めるように、ことしは『来年の冬(2024年12月)にお届け』という企画として、今年も数量限定になりますが、ご注文を受け付けすることになりました。拍手!

DARUMA×atelier naruse |
チェビオットウール ~Dufy(デュフィ)~ 手編みケーブルセーター

size. F
着丈(CB)61 (CF)55 / 裄丈75 / B120 / 袖巾44 / 袖口20
(※ひとつずつ手編みのため個体差があります)

weight. 600g

Material.
セーター本体 / ウール 100%(チェビオットウール)
ハンドステッチ部分(レッド)/ ウール 100%(メリノ)
ハンドステッチ部分(ブラウン) / ウール 100%(チェビオットウール)

price. 63,700yen(税込)| 本体価格 57,000 yen

■受注期間:12月8日(金)〜20日(水)22:00まで
■お届け時期:2024年12月(※来年の12月になります)

昨年につづき、キナリに赤の手刺繍を施したものと、ことしはブラックにマスタードで手刺繍した新色カラーも。
ただ、ブラックは編み目がとてもみえにくい・・・ということで、たくさんは編めないとのこと。キナリもブラックも、どちらも数量限定なのですが、ブラックはほんとうのほんとうに数量限定。
ブラックは、自分で編める!という方は、ぜひトライしてみてほしいです。

うしろのステッチ、かわいいですよね〜
刺繍しながら、とてもたのしかった。

ブラックには、マスタードとオリーブの手刺繍を施してあります。
せっかくなので、キナリとは違うデザインの手刺繍しました。
らくがきするみたいに施した手刺繍。たのしくチクチクさせてもらいました。

マキノさんにも着てもらいました。
日当たりのいいところでだと、ブラックの編み柄がきれいにでてくる。この凹凸感、さわりたくなるね。らくがきのカラーもかわいいなあ。
前後差のある丈感と、身巾や袖巾はゆったりしているのに、コンパクト。そして袖リブの長さがかわいい。
アランセーターというと、オーソドックスなデザインのものが多いのだけど、ちょっと軽さをだしたデザインが、いまの服ともよくあうのですよね。

アランセーター「Dufy」は、去年書いた記事でもくわしく掲載されているのでよかったらそちらも読んでみてくださいね。
その一、Dufyというセーター

取材中、マキノさんに仕事の電話がかかってきました。
落ち着いた様子で、お仕事モードで電話をしています。

ちょっとあそんでみました。
気のいいマキノさん。笑

わたしとマキノさんは、プライベートでも仲良しなだいじな友達。
ダルマ糸さんとの仕事は、公私混同がありつつたのしくやらせてもらっています。
感性が似ているところがあるので、わたしの拙いニットデザインを上手にすくいとってもらいながら作っています。
まじめにていねいに。も、ものづくりにおいて大事なんだけど、ダルマ糸さんとの企画はとくに、たのしい!ワクワクする!というものづくりのほうを大事にしています。
じぶんたちがたのしいと、多分みてくれるひとも、これを編むひとも、これを選んで着てくれるひとも、「たのしい」が伝わるんじゃないかしら。と思っています。
ワクワクする。って、生きていく上でとても大切な感情だなあ。としみじみとおもいます。

そんなワクワクしながらつくったニット。
着るひとも、そして、これから編むひとにも、わくわくたのしい気持ちが伝染しますように!

DARUMAオフィシャルサイト
DARUMA STORE 公式オンラインストア

※DARUMA STOREでは本アイテムの「手編みキット」が2023年12月14日(水)に販売予定です

撮影/山口明
モデル/花梨
プライベート撮影/牧野&成瀬

 

 

 

 

atelier naruse

成瀬文子

What’s ‘the an’ ?

the an(ジ・アン)は、bokura co.,ltd. | atelier naruse の公式オンラインストアです。

the(定冠詞)と an(不定冠詞)を組み合わせたショップネーム。
an は【atelier naruse = a(atelier)n(naruse)】でもあります。

ご注文いただきました商品は、
わたしたち atelier naruse のスタッフが
ひとつひとつ検品をし、梱包をしてお届けいたします。
到着まで、たのしみにお待ちいただけましたらさいわいです。

atelier naruse スタッフ一同より

◎ atelier naruse のブランド公式サイトは下記アドレスよりご覧ください
https://atelier-naruse.com