2020.05.23
とあるラジオ番組のハナシ text:Kanae
気づけばあっという間に脇汗がにじむ季節がやってきましたね。
3月からの新型コロナウイルスによる自粛ムードも、今ではもはや“居心地良い!”と慣れてきた方もいらっしゃるのでは。そして新たなる生活様式「3密」なんて、「壇蜜」を想像してしまうのは私だけではないでしょう。
『もっと服のハナシ』では、デザイナー成瀬さんと古くからの友人であるわたくしことライターKanaeが、atelier naruse のお洋服を紹介する…というのがそもそもの趣旨でございますが、タイトルからもお察しの通り、服のお話ではございませんッ! 今回もご期待に添えなくてすみません!
潔く謝っておきますよ。
自粛中はひたすらラジオを聴いておりました。2011年の震災がきっかけとなり、わたしのラジオ生活ははじまったのですが、いまでは、コーナーを聴けば何時何分ごろだとわかるほど。時計代わりにも使えますよ。贔屓にする放送局はおもにTBSラジオ(最近は文化放送も聴くようになりました)。朝は森本毅郎さんの声ではじまり、荻上チキさんで夜を〆る。またハガキ職人よろしくメール職人に憧れる、ラジオなしでは生きていけない依存型なのです。
そんなわたしが、
とあるラジオ番組を取り上げてみました。
『ボクラノラジオ』
※成瀬政博 https://masahironaruse.com/
atelier naruseの母体、㈱ボクラ代表の早川卓馬さんがナビゲーターをされているラジオスタイル風YouTube番組です。これまで「(仮)」というタイトルの初回も含めると計4回アップされています。
・0回 ※11分41秒
・1回(4/27 UP)※30分52秒
・2回(5/4 UP)※32分22秒
・3回(5/17 UP)※32分45秒
そしてわたくし、ラジオ偏愛であるとともに、物事の粗さがしをするのが大好物でして。ちまたでは、粗探しのアラーキー!なんつってね、言われてはいませんけども。『ボクラノラジオ』の聴きどころをまとめてみました。
【聴きどころ1】
聴けば気になる、喋りの癖
「0回」では早川さんの発する“シ〜”という音が多く登場します。次の言葉を考えているのでしょうよ。え〜っとみたいな。とっても耳障り。鼻をすする音に似ていますね。Siiiiii…ご本人も反省されております。その証拠に「1回」で土下寝(!)をしてお詫びをされています。700秒のあいだに69回、つまり10秒に1回は「シー」という雑音が入っているんですって!気をつけて!
【聴きどころ2】
「モノマネ」のレベルは一流
・滝口順平(声優・ナレーター)
※「1回」「3回」登場
・福山雅治
※「2回」登場
これからどんなゲスト(モノマネ)が出てくるのか。期待しましょう!
(注)ご本人いわく「モノマネ番組じゃねーよ!!」らしいです。
【聴きどころ3】
「ボクラノラジオ」の発音はB’z、にしきのあきら
ラジオタイトルから「僕ら」とついつい想像しがちですが、社名の「ボクラ」から名付けたようです。ボクラの発音は、B’zやにしきのあきらと一緒だと「1回」で説明していましたけどね。ま、どうでもいい話です。
【聴きどころ4】
「ここで1曲他力本願」新コーナーが登場!
「2回」には、リスナーのリクエストや早川さんおすすめの音楽を流すコーナーが出てきますが、これが斬新。音楽をかけちゃうと、ね、大人の事情がございますので。そこをリスナーが自らサブスクリプションなどで検索をかけて完結させる=他力に任せた企画だそう。
【聴きどころ5】
メールテーマを設けました!
早く気づいてほしかった。リスナーもね、気づいていたはずですよ。お便りくださいって言われても何についてかを示してあげないと、書けませんから。「今日のごはん何がいい?」「なんでもいい」に値する「なんでもいい」という言葉は凶器です。「3回」で紹介されておりますが、次回のテーマは「naruseでもう一度着たいなと思う服(靴下など)ありますか?」です。次回とは…いつまででしょうか。それも含めて、勇気をだして投稿しましょう。
そう!忘れてはいけない情報がもう1つ。投稿を読まれた方には、「あとりえなるてぃ」がプレゼントされるそうですよ(ヤッター)
そして番組のジングルに使われているのはコチラの音楽。
●オープニングテーマ:2013-14 a/w コレクション動画より
●エンディングテーマ:2013 s/s コレクション動画より
2013年、atelier naruseで動画をつくった際に縁あって知り合うことのできた久保頼三郎さんという方につくってもらった音楽だそうです。
そして、そして。「1回」放送時から、音源の編集を取り入れているのですが、このディレクション担当がまた身内でして、わたくしの夫です。彼はラジオ偏愛10年以上も経っていますから、聴く分野にかけては玄人です。音編集能力も回を追うごとにUPしておりますので、こちらにも注目してみてください。
4月下旬からこの『ボクラノラジオ』がスタートされたわけですが、いまは5月下旬。わたくしじつは、それまでまったく聴いておりませんでした。正直いうと、親しい人の声を約30分かけて聴くパワーがなかったんですね。ま、親戚ぐらい近い存在だということでもあるのですが。で、勇気を出して、聴いてみたわけですよ。これが意外に聴けたんですね〜。若干、話が長い部分もあって、意識が飛んでしまったのですが(笑)。
まだ『ボクラノラジオ』をお聴きになっていない方は、ぜひ上記のポイントに意識を集中して、耳をかっぽじってよく聴いてみてくださいね。
text:Kanae