金言～わたしのチョッキ、あ、ベスト～ （14/01/31）
※こちらは、2012年12月7日（金）よりatelier
naruseのfacebookで毎週金曜日に投稿してきました『暮らしの"ピ"ント集【今週の、社長の金（曜日の）言（葉）】』の転載であり、わたしのお気に入りのチョッキ、あ、ベストです
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暮らしの"ピ"ント集【今週の、社長の金（曜日の）言（葉）】
（2014/01/31投稿分）
「夜になるとハナちゃんが来ることがあるんだ」
妻が時折聞くのだという
昨年に亡くなった猫の足音を、
私も先日聞くことになりました。
たしか、夜中3時頃だったでしょうか。
タタタタタ。（あっ、ハナだ。）
私はまだ夢うつつのなか、
恐怖と喜びとがない交ぜになった
不思議な気持ちのままそっと目を開け、
しばらくその音に耳を澄ませました。
タタタタタ。また、聞こえる。
（あれは、ほんとうに、ハナだ。）
私がそう確信しふと横を見ると、
それまで眠っていた妻が
「ハナちゃんだね」とちいさな声で私に言った。
この世のものではないはずの音を
妻と一緒に聞いていることがすこし不気味で、
それでも久しぶりにハナに会えたことは、
やっぱり、とてもうれしかった。
タタタタタ。タタタタタ。
「（妻）ハナちゃん、きっとうれしいんだね」。タタタタタ。
「（私）そうだね」。タタタタタ。タタタタタ。
「（妻）元気だね」。タタタタタ。タタタタタ。
「（私）なあ、妻よ」。タタタタタ。
「（妻）ん？」。タタタタタ。
「（私）お気づきだと思うがね」。タタタタタ。タタタタタ。
「（妻）うん」。タタタタタ。
「（私）あれ、ネズミだね」
「（妻）うん。うるさいね」
タタタタタ。タタタタタ。タタタタタ。タタタタタ。
もうすぐ引っ越し。タイミング、バッチリ。：早川やぁ！次郎
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夫
