NEKO美術館 成瀬憲子

そのほんのなかにのっているきつねは　一頭でした

オオカミはたしか群れて生きる動物でしたね　きつねはどうなんですかね

深い雪の上で　じっとしているすがたです

これが人間だったら　とてもたえられないでしょうね

こういう狐のような動物は　自分の見えない所で　どんなくらしをしているんだろうな

こどもにえさをはこぶ親きつねかもしれません

とりあえずあさひがあたるまで　まっているきつねかも

人間は色々な事を考えます　こういうところにうまれて　こういうところでいきていく動物は

いろいろ考えることより　ほかのことがあるんでしょうか

で

人間の自分は　体のおなかの中にある　腸の腸壁にびっしりついてるせんもうのようなものについて

そして　すごいかずの菌について　想像しているところなんです

それが　まいどしゅるしゅると協力し合って　来る食べ物を　体のいたる所に配分し

これがいい仕事をしているんですね

そのしゅるしゅるが優しく揺れているところを想像して　それらの仕事に感謝したいと

これは　自分にはできていなかったことなので　きょうからまずは３日ぐらいやってみたいと思います

自分は３日ぼうずだからです　しゅるしゅる

これを見ただけでも　自分はある面では　きつねより低い次元にいるなあと思います

お客さんはどーです？