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夢のはなし
おーさむいです
ところで
私は夢の中で 赤ん坊を ショールのようなもので だいてあるいています
その道すがら 丸い台のようなものがあって 蚤の市のようです
雑然と物が置かれています
そこで 小さな耳をした 布製のねこが目に入ります
じっとみていますと それは こそこそと動き出すのです
そのうち そこにあった布製のハンカチの下にかくれるのでした
あれれと目でおいますと もう一つの布製のねこがあらわれて
布や雑貨の間を じゃれあっているのです
「あっ これください」と私はわらいながら いいます
「あっ お客さん それは売り物じゃないんです すみません
そんなのよりショーウインドウの中をごらん下さい
ほら手作りのアンティークの小物入れが ございますよ」と
つれていかれたのです
「あっ いいです それじゃあ」
よこめでみながら 私は 通り過ぎたのです
つぎはぎだらけのねこでしたが おとなしくかくれているようです
こんもりと はんかちのところが二つしていましたからね
《 2019.12.01 Sun _ え 》